「起業1年目の教科書」を皮切りにシリーズで発刊している今井孝氏の「起業1年目シリーズ」
非常に読みやすく、”確かにそうだ”と思える内容が満載の本
本の通り実践する事で効果もありました!
1年目で無くても十分参考になります。し、むしろ起業したてで読んでも内容は理解できるものの共感はできないような気もします。
「お金を生み出す」とは「欲求を生み出す」こと
頭では理解している事、だが実践できていないであろう書き出しから始まる。
■価値を生み出すのは自分
”起業をする”または”起業をした”からと言って、大金が必要なのでは無く、
お金を使わなくても出来ることがある。
お金を使うには、目的や効果などを理解した上で使っていかなければ意味が無い。
”起業をした”からと言って、目的の無い”法人化”はあまり意味を成さない。
起業に必要な経費は上げだせばキリが無いが、それ自体が稼いでくれる訳では無い。
「稼ぐのは自分」→「勝ちを生み出すのは自分」という気持ちが必要。
■自分を動かすためにお金を使う
起業の方法、またはノウハウについて知識はあったとしても”実行”にうつせない人が多い。
完璧主義や自分に価値が無い。失敗への恐怖などで、
自分の中にあるブレーキが行動を止めてしまう
自分の行動からしかお金は生まれない
これを理解する事が肝心であり、
例えば、「ビジネスコーチをつける」などで自己投資を行い。
成功する「良いやり方」を探す為のお金を少し減らし、
自分が行動できるようになる為の投資をする事の方が大事である。
■まずは1円を稼ぐことから始める
お金を稼ぐということは、人の気持ちを動かすことであり
1円を稼ぐということは、1人の人間の気持ちを動かすということになる。
少額でも良いので、誰からお金をもらう経験は人生を変える。
ゼロから1を生み出すことは、相手の反応を見ながらなど、かなり難しいことである。
この試行錯誤は体感して身につけるしか無く。
ネット広告などは、1を10や100に”掛け算”する行為である為、
ゼロの状態であれば、いくら掛けてもゼロのままである。
1人1人に丁寧にセールスする練習が、最終的に一気にたくさん売るための早道である
■「お金が無い」という言葉に惑わされない
「お金が無い」という断りのセリフの実際の意味は、
その人が価値を感じていない
という事に尽きる
本当に欲しいと思えば、お金をやりくりして購入するので、売れない事を相手のせいにしない。
また、「相手のお金の問題」としてしまうと、解決策が無くなる。
相手を本気に出来ていない売り手の問題と考える
■時間とお金を切り離して考える
たくさん稼ぐに長時間働かなくてはならない。
ですが、「売上」に比例するのは「価値」であり、
起業家は、価値を創造する時間が必要である。
他人の10倍肉体労働する事が不可能であっても、他人の10倍考える事は可能である。
■価格を固定する
・この価格で買ってくれそうなターゲット顧客を考える
・欲しい売上が得られる個数を算出する
・満足してもらえるようなサービス内容を考える
・必要なコストを算出する
■所感
非常に為になるエッセンス。疑問に思っていた事や課題に思っていた事をすっと解決してくれる本だと感じた。
起業して行動していく上で、ぶち当たるであろう壁の解決方法の方向性を示してくれる。
「1億稼ぎたい」と思っても、時給3000円の労働をしても1億には到達しない。
1億稼ぐには、月840万相当の収入が必要。月20日稼働するなら、1日あたり42万の収益が必要。
ではどうしたらよいか? という逆算した考えが必要。
1日42万、1ヶ月840万の収益を得たいと思うならば、
1日、1ヶ月に「誰に何を何個、いくらで販売するのか?」を考える事が大事である。
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