「マッチポンプ」の政治がまかりとおる?
             2014年8月 日本共産党 北九州市議 八記博春

 先の市議会で公明党から、えっ!と思う意見書案が提出されました。内容は、来年10月に予定されている消費税の10%引き上げ時に、食料品などへの税率を低く抑える軽減税率を実現するよう政府に求めるというものでした。
 消費税増税は、自民・公明・民主の3党合意で決め、10%は自公が決めたものです。食料品への非課税は多くの国民の願いですが、それを逆手にとって、10%値上げの道具(口実)にする。どこまでもこそくな政治手法です。


 そこで思いついた言葉が「マッチポンプ」。辞書を引くと、”マッチで自ら火事を起こしてあおり、それを自らポンプで消すなどと例えられるように、問題や騒動について、自身でわざわざ作り出しておきながら、そ知らぬ顔で巧妙に立ち回り、その解決・収拾の立役者役も自ら担って賞賛や利益を得ようとするような行為”とありました。全くその通りです。


 集団的自衛権についても選挙の時、山口代表は集団的自衛権の行使に「断固反対」と述べていました。同党の地方議員からも「参院選公約や当時の主張と違うのではないか」という意見が出たと報道されました。

 年金についても、2004年の参議院選挙の時、公明党が中心となって推進してきた「百年安心の年金プラン」と、大宣伝していましたが、約束とは反対に、掛け金は上がり、給付は下がり続けています。今、誰も「年金が百年安心」とは思っていません。

 嘘を見抜く力を国民がつけなければなりません。そのためにも日本共産党の「しんぶん赤旗」を是非お読みください。