遊☆戯☆王ARC-V考察第一回目~ARC-Vの世界観について~ | 遊戯王のデッキ紹介や考察のアレコレ

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週に2回くらいを目標に更新していくつもりでやってきます。
指摘等は記事のコメント欄にてお願い致します。

今までの流れからして、カード考察だと思った? 残念、今回はアニメ考察です。

というのも、正直言って私はもう特に気になっているカードが今のところないので、考察のしようがないのです。レスキュー・ラットとかはペンデュラムがこの先もっと盛り上がっていけば、化けてくるのかなぁと思ったりするくらいで、それ以外はもうネタがありません。

ちょうど今日は日曜という事で、運よく遊☆戯☆王ARC-Vをリアルタイムで見れたので、私なりに考察してみようかなぁと思った次第です。なので、今回は実際のデュエルの要素は皆無に等しいので、予めご理解ください。

要☆注☆意
遊☆戯☆王ARC-Vに関する考察は、既に色々とされていると思いますが、このブログでの内容はあくまでも私個人の考察です。他の意見や感想などをまとめたりしているものではないという事を、ご承知ください。また、今回では遊戯王系列のアニメのネタバレが盛大に含まれます(2014/07/13まで)。責任は負えませんので、内容を楽しみにしている人は続きを読まないようお願いします。



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1.そもそも遊☆戯☆王ARC-Vとは何か?



遊戯王系列アニメ第5部作品。デュエルの最強進化系「アクションデュエル」が人気を博す世界で、主人公の榊遊矢がメインテーマである「勇気を持って一歩踏み出せ!!」を軸として成長していく物語。

お堅い言葉で言うとこんな感じですが、要するに遊戯王アニメの5作品目という事です。5作品とまで来ると、改めて遊戯王の人気は凄いと実感しますね。

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2.今までの遊戯王の世界観



そもそも「遊☆戯☆王」とは、冴えない主人公の武藤遊戯が、今まで誰も解いた事の出来なかった千年パズルを解いた事で闇の力(もう一人の遊戯、つまりはファラオの魂)を手に入れ、悪人達を闇のゲームで懲らしめていくというスタンスで描かれている漫画です。様々なゲームの中の一つ、マジック&ウィザーズ(現在のデュエルモンスターズ)が最も人気だったので、それを主体にしたところ人気は拡大。ここから遊戯王=カードゲームという印象が根付いてきましたが、あくまでもスタンスは上記のもの。DDM編王の記憶編でも、その辺りが投影されていますね。

つまりは、遊戯王は初めからカードゲームが主軸だったわけではなく、あくまでも闇のゲームの一つとして描かれてきたのです。原作とアニメは別の世界観なので必ずしもそうは言い切れませんが。

そして、遊戯王の世界観は、次回作の遊戯王GX遊戯王5D'sに引き継がれます。そういう意味でこそ、5D'sのライディングデュエルは、デュエルの最強進化系でした。
※デュエルは今までスタンディングが当たり前で、プレイヤー自身の躍動感はありませんでしたが、バイクに乗りモンスターが追従する事で、よりデュエルに躍動感が生まれ、描写の幅が広がるのです。この事は「DUEL ART」の高橋氏インタビューに書いてあります(やや誇張しているかもしれませんが…)。

問題は遊戯王ZEXALです。この作品では、エクシーズ召喚という新しい召喚方法が当たり前で、5D'sで当たり前だったシンクロ召喚は一切使用されませんでした。この事から、ZEXALは5D'sと世界観が繋がっているとは考えにくいです。

よく聞く説として、「ZEXALはアポリアが遊星たちに勝利した後に出来た世界」が挙げられます。だからこそシンクロ召喚が排除された、というのは中々合理的だと思います。つまりはZEXALは5D'sのバッドエンドの果てに生まれた世界というわけです。まぁ、シンクロ召喚をなくした世界があれなら、バッドエンドとは言いがたいのかもしれませんが…。

世界軸の流れをまとめると、こうなります。

遊戯王 → 遊戯王GX → 遊戯王5D's
                   |
                   → 遊戯王ZEXAL


では、ARC-Vはどこから繋がっているのか? これが今回の議題です。

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3.ARC-Vの派生元とは?




この流れであれば、ARC-Vは5D'sかZEXALからの派生と考えるのが妥当です。しかし、私はそうではなく、ARC-Vはまったく別の、今までの世界とは孤立した世界にあると思っています。

まず、ARC-Vでの召喚方法の扱い方が慎重すぎるのです。普通に考えて、融合やシンクロ、エクシーズを一部の高学歴しか行えないなんて意味不明です。今までの作品では、こんな事はありませんでした(ZEXALにおいて、カイトが唯一儀式召喚した際も、「そんな召喚方法もあったよね」と懐かしまれたくらいです)。

何故そうなのかと言えば、ZEXALにしろ5D'sにしろ、今までの世界観を少なからず継承してきたからでしょう。裏を返せば、ARC-Vは今までの世界観を継承していないから、様々な召喚方法の扱いに苦労していると言えます。

さて、ここでARC-Vの意味を考えてみます。単純に考えると、Vは5作品目の「5」を指しているように思えます。ですが見方を変えると、これは召喚方法を示しているのではないでしょうか。

アドバンス召喚融合召喚儀式召喚シンクロ召喚エクシーズ召喚。これらが今まであった召喚方法です。儀式召喚の扱いの酷さを見ると、もしかしたら儀式召喚はアドバンス召喚の亜種として捉えられてるのかもしれません(リリースするという観点から)。この仮定で考えると、Vは以下の5召喚を示しているのではないでしょうか。

アドバンス(儀式)召喚・融合召喚・シンクロ召喚・エクシーズ召喚・ペンデュラム召喚

これは私の想像ですが…。

平行世界は5つ存在し、それらは1つずつの召喚方法しか扱えない。ある時、LDS(かは解りませんが)が別世界から召喚方法を輸入する事に成功し、徐々に召喚方法を広げ、デュエル技術を拡大させていった(今までにない未知の領域の召喚方法なので、塾に行って学ばなければ使いこなす事が出来ない)。その結果、デュエルが反映し「アクションデュエル」にまで発展した。

こう考えると、遊矢が突然ペンデュラムを使えるようになったのは、あのペンダント(?)に別世界とコンタクト出来る力があり、突発的にペンデュラム召喚を輸入したのかもしれません。いくらなんでも、書き換えたわけではないと思うんですよね。やる事が前作と同じじゃ能無しですし。

更に、いわゆる黒遊矢の存在がなんとなく説明出来ます。彼はエクシーズ召喚を行う世界の住人で、ある時LDSの介入を受けた。その方法が乱暴(あるいは何か良からぬ意図があった)で、その世界のヒロインに匹敵する存在が傷付けられた(または何か大事なものを奪われた?)。だからLDSに執拗な攻撃をしている。そして彼こそ、別世界の榊遊矢なのではないか、と。

ARCとは「弧」を意味します。なので、5つの世界を振り子のようにまたにかける物語になるのでは、と予想しています。

まだまだ話が進んでいないので、考察材料が少なくて確信は全く持てません。だからこその考察は面白いものです。また話が進んだら、考察をしてみたいですね。

今回は以上となります。少々、まとまりのない内容になってしまっているような気がしますが、また機会があったらまとめたいと思います。ご一読ありがとうございました。