前回より客レでカラガンダからアスタナまで戻ってきました。これからメインのステプノゴルスクに行くわけですがお腹が減っていたので前も行ったハンバーガー屋で夕飯です。

腹拵えも済んだとこでアスタナ・ヴォクザリ駅前でステプノゴルスクまでの白タクを探します。最初はInDriveで呼ぼうと思ったのですがなぜか5000テンゲまでしか設定できず結局駅前にとまってた少し割高の白タクに乗ることに。最初は20000テンゲと言われましたがなぜか22000テンゲに値上がり。3人なので1人2000円ちょいで200km程移動なのでけして高いわけではないですが少し残念。今回乗った白タクはボロボロのホルクスワーゲンのセダン。運ちゃんは制限速度を遵守する人であまり飛ばさない。この白タク乗った時点で19時ぐらいでステプノゴルスクでとったアパートメントホテルのチェックイン時間は20時までで不安に。途中でガソスタに入ったりPAみたいなとこで休憩したりとわりとのんびりなステプノゴルスクまでの道。幸いアパートメントホテルには遅れると連絡したところ全然大丈夫との返答。この国ではWhatsAppが主流みたいでアパートメントホテルにはWhatsAppで連絡しました。白タクが高速に入ってからは制限速度もわりと速いらしくずっと120km/h程で巡行。1時間程で降りてひたすら下道で真っ暗な雪原の元走っていきます。さらに1時間してやっとステプノゴルスクに到着。道中は携帯も繋がらず街に入ってからやっと繋がるという状況。着いてからはアパートメントホテルの場所探しです。だいたい目星はつけたのですが看板とかそういうものはないのでなんとなくここだろてとこでWhatsAppでオーナーを呼びます。しばらくするとオーナーが来てくれてとりあえず夜中のステプノゴルスクで凍死する事態は免れました。アパートメントホテルとはいうもののほんとにただのアパートの一室。


これはリビングの様子。
残念ながらベッドはダブルが1つしかないので1番年下の自分はソファで寝ます。アパートの一室ということもありキッチンも洗濯機もあります。料理することも洗濯することもなかったですが。

部屋の鍵はデンシャの忍び錠のようです。下についてるボタン電池みたいなのはアパートの建物自体に入る際の電子キーになってます。建物の入口に端末がついてるのでそれにボタン電池みたいなのはかざすと扉が開きます。部屋の扉は外からだと鍵を閉めない限り半開きになってしまうので鍵を部屋に忘れることはないです。
いよいよ明日からステプノゴルスクでの撮影です。
早朝に起きてから歩きで抑えたポイントまで行きます。朝はとても寒くて(-15度ぐらい)耳がちぎれそうな思い。救いは機材が入ってるカバンだけ持ってけばいいことです。道中ついにあの電車が。

ついにこの目で見たER22エレクトリーチカ。ただこの時は来たから撮っただけ。
もう少し歩きポイントに到着。朝のラッシュ時間帯なので少し待てば列車がやってきます。

雪原の中を工場に向けて走っていきます。
次はバチバチの編成を決めるべくちゃんとした立ち位置へ。露出もだんだんあがっていきついにその瞬間。

完璧に編成を撮ることができてすごい達成感。寒すぎてカメラが正常に動かない中ちゃんと決めれたのは良かったです。ほんとにカッコイイ。次は紐気味に。

青空の元雪原を駆け抜けるER22。
こちらは塗装したばかりのようでピカピカです。朝の部はこれにて終了。
さすがに寒すぎたので白タクで駅前まで送ってもらいます。帰りがてらステプノゴルスク駅を覗きます。

3編成のER22がとまってました。
駅からアパートまではすぐです。アパートに戻ってから朝食兼昼食のためにアパートの向かいのピザ屋へ。

ピザ3枚に飲み物を付けても1人1000円ぐらいなので安いです。
食べてからアパートに戻り夕方までダラダラ。そのあとまた夕方の通勤ラッシュを撮りに出かけます。思い切ってお金を使って白タクを貸し切って列車を追いかけます。

最初は終点駅目の前のストレート部分で撮影。4両に減車されてるのは残念ですが綺麗に撮れて良かったです。

終点駅にとまっているところ。

踏切を通過するER22。

ラストは逆光側でシルエット気味で撮影。ここの地面は氷が張っておりなかなか幻想的な雰囲気になります。

スケートリンクみたいに張ってるとこも。
これにてこの日は終了。寒い中ずっと外にいたので戻ってからは疲れてすぐ寝ることに。

翌日は午後からスタート。この日も天気予報を裏切るようになぜか晴天です。夕方ラッシュを狙って1往復乗ることにしました。ステプノゴルスク駅まで歩いて列車に乗り込みます。改札とか券売機もないのでほんとにそのまま乗るだけです。車内はガラガラでなんで運行できてるのかと思わせますがその考えは復路で吹っ飛びます。

ステプノゴルスク駅 駅舎

車内の様子。
切符はどこで購入すらのかと思ったら発車。発車してすぐ車掌さんがきて検札という流れみたいです。

こんな切符。フル区間で乗ると200テンゲみたいです。あとで分かりましたが地元の方はみんな定期で乗ってるみたいです。
あっとういうまに終点。40分ほど折り返すのに時間がありますが乗務員の方は詰所のようなとこに入って行きました。この間は車内にも入れないのでキサツタイム。

記念にER22の前で撮影。そもそもホームから道に出るのに線路を踏まないといけないので何か言われることはありません。
折り返しまた乗ります。復路は工場の最寄り駅からすごい人が乗車。立ちもできるぐらいの混雑です。この街にはこの鉄道が欠かせない存在なんだなと感じさせました。夕方はステプノゴルスク駅に着いて終了。駅前のスーパーで買い物してアパートに戻ります。 

写真がこれ以上貼れないので次回へ。