皆さんこんにちは!
僕の名前はキータン。
今日も飼い主のママにワガママ言って、ブログというものを更新している。
一つ前の日記の続きですが、僕はママに猫マンションを作ってもらった。
っというか、勝手に作ってくれたんだ。
ある冬の寒い日、ママは僕が雨に濡れてじーっとしているのを見て、かわいそうだと思ったらしい。
僕は目が見えないから、どこで雨をしのげるか知らなかった。
お兄ちゃんたちは、いつも面倒見てくれるけど雨の日は置いてきぼり。
僕を連れて歩くのが面倒なのかしらないけど、勝手がいい。
ママは僕を抱き上げ、雨の降らない物置小屋のいいところへ連れて行った。
ここだったら雨降らないよっと言ってくれた。
でも不安だった。誰もいない物置小屋で一人は退屈だし、どうせならお兄ちゃんたちを探して、皆んなで仲良くココでお喋りしながら寝たいと思ってので、僕は再び外へくり出した。
再び、びしょ濡れになった僕を見てママは決断したらしい。
「ここにマンションを作ったら皆んな寒さをしのげる」と。
あるお天気のいい寒い日、ママはメジャーという物で長さを測り出した。僕は横で付き添い、少しだけお手伝いをした。
それからママは、ホームセンターという所へ車で出かけた。
帰ってきた頃には、何やら木の匂いのする物を沢山持って帰ってきたよ。
邪魔だ。僕の足に木が絡みつく。とても邪魔だ。
早く片付けて欲しいと言ったけどママは僕の声にも反応すらしなくなった。
一生懸命とはこういう事らしい。
「ウィーンウィーン」
「ガリガリガリガリ」
その音につられて、何事かとお兄ちゃんたちが帰ってきた。
「コンコンコンコン」
どうやら大きな物が僕の目の前に立ちはだかった。
そんな中、お兄ちゃんたちはママが置いていた「釘」という物を転がし出し、怒られていた。
こーゆー時は、じーーーーっと待っていた方が人間は機嫌がいいのに。
僕は勇敢でかしこいから、人間の心理がわかる。
才能ってやつだ
それから日も暮れ出し、雪がチラホラ落ちてきた。
寒い中、ママは黙々と頑張っていた。
それから次の日の真っ暗になった頃、「完成〜」っと叫び声が聞こえた。
どうやら出来たらしい。
さっそく中へ入ってみた。
どうやら三回建てだった。
窓もドアも付いている。
お兄ちゃんたちは、一目散に3階へと上がり場所を占領した。
僕とイモ姉ちゃんは、1階を使う事にした。
ここで2階を取ったら怒られるにちがいない。
こうして僕たち兄弟に「猫マンション」をママがプレセントしてくれた。
皆んなマンションへ帰ってきて、皆んなでくっ付いて寝れるようになったんだ。
とっても暖かいから、外へ出るのがイヤになったけど、僕は「安心」をもっともっと感じれるようになった。
ありがとうママ。
そしてありがとう、僕の兄弟