今日は骨髄提供に向けての確認検査を行ってきました。
確認検査で何をするか。
コーディネータさんから骨髄提供についての説明を受け、
その後に身長・体重・血圧を測って、採血する。
それだけなんです。
でも、これが非常に大事なステップなんです。
採血によって詳細の検査をして、僕の骨髄液を患者さんに提供して大丈夫か判断されるわけです。
2008年の骨髄提供のときにも確認検査で調べているので本当であれば採血は健康チェックのためだけに行われるのですが、
なんと2009年から検査項目が増えたため健康チェック以外に詳細の検査もすることになりました。
検査項目が増えることによる骨髄移植の精度があがるそうです。
日々進歩しているんですね。
今回の血液検査で調べるのは白血球の型というもの。
普段、血液型でA型、B型、O型、AB型と言っているのは赤血球の型なんですね。
骨髄移植で大事なのは白血球の型があうかどうか。
赤血球の型はあわなくてもよくて、例えば、B型の僕がA型の患者さんに骨髄提供するなんてこともありえるのです。
すると、なんと移植後に患者さんの血液型はB型に変わってしまいます。
つまり僕の血液型になってしまうんですね。
先日お亡くなりになった市川団十郎さんもたしか骨髄移植を受けて血液型が変わってましたね。
白血球の型は数万通りの型があります。
赤血球のようにA,B,O,ABとRH+-くらいの8通りと大違い。
数万通りの型があるからこそ骨髄バンクに数十万人規模で登録しておかないと
白血球の型が一致する人を探すのにとんでもない時間がかかってしまいます。
患者さんが迅速に移植することで少しでも回復する可能性をあげていく、
それが骨髄バンクの役目なんだと改めて確認しました。
登録する人が増えれば救われる人が増える。
骨髄バンク
http://www.jmdp.or.jp/