新作完結した小説の内容は、カリスマ美容師・大和 颯がキスで陥落させられ、アラフォー主人公・涼風 凛に惚れてしまった。
大和 颯はバツイチ子持ちである。
しかも子供とは血の繋がりはない。
主人公・涼風 凛は過去の恋愛がトラウマになり、恋愛に臆病になっている。
その恋愛は10年前にさかのぼる。
凛が30歳の頃知り合ったのが、玉森コーポレーション社長玉森 廉である。
廉は当時28歳若き社長と期待されていた。
凛は当時バリバリ仕事をこなしていた。
居酒屋で仕事終わりに一杯呑むのが日課になっていた。
そこに居合わせたのが廉である。
まさか居酒屋に将来を期待されている若き社長がいるなんて夢にも思わなかった。
実は20歳の頃身分違いの恋に失敗して、もう二度と身分違いの男性は好きにならないと自分に言い聞かせていた。
凛は商売をしている両親に育てられ、お嬢様には程遠い立場である。
20歳の頃の恋は身分違いの為、相手の会社の役員に別れてほしいとお金を渡された。
受け取らなかったが、自ら身を引いた。
廉は社長と言う自分の身分を隠して、凛と付き合い始めた。
凛が社長とは付き合いたくないと話していたからだ。
しかし二人の愛が実る事はなかった。