としやが舞台を熱望しているので(もちろんわたしも!!)久しぶりに見ましたキフシャム国の冒険。

当時、宮田くんの魅力に気付いていなかった自分。あの時の自分をグーで殴りたい。ほんとに生で観たかった。この後悔は多分一生忘れられないと思う。だからもし次があれば、這いずってでも行きたい。そのために今宮田舞台貯金をしてます←貯まったの旅行に使った自分あほか★


私がキスマイを好きになって初めて買ったDVDが「キフシャム国の冒険」だった。まさかのライブDVDより先っていう。
当時唯一のジャニヲタの友達に、そのことを言ったら「え?どうした?なんかあった?大丈夫?」ってなぜか心配されました。おい!もちろん今は初回盤を揃え、Blu-rayも買いましたよ★

なぜDVDを購入するに至ったのか。
それは、
宮田俊哉にすごく興味があったから。

でもまだまだ俊哉のこと・・・・なんでこんなに気になるんだろ~。まさか好きなのか?いやいやそんなことない…はず。でも宮田くんかっこいいんですけど!
という感じだった。

とにかくなぜか、彼の舞台がものすごく観てみたいんですけどと思い、注文。

私舞台をみるのは初めてでして。見方もわからず、知識も何一つなく、レポも読まず、「俊哉は王子」という気持ちだけで観ました。



初めて観たときは、引き込まれて、舞台ってこんなにエネルギーを感じるものなんだとびっくりした。テレビ越しでこんなになるなんて、実際はどれだけだったんだろうと思った。声と動きで、こんなに伝わってくるんだなと。


そして、台詞の長さとひとつのシーンの長さに驚いた。こんなに一気に覚えられるの、ほんとすごいなぁと。どこかで聞いたことがあるのは、俳優さんは相手の台詞から自分の台詞を連想して話すから覚えることは苦ではない、ということ。それが全員に当てはまるかは分からないが、舞台俳優さんや俳優さんって…すごい!!としやすごいとしやすごいと思ったのを鮮明に覚えている。

かわいいかっこいいすき、はエンドレスだったけど、何より何より

声が素敵だった。
聞きやすい高さの甘い声が、力強く、でも包み込むように会場に広がって響き渡っているのが、テレビ越しでも伝わってくる。

そして、俊哉さんのいいところの一つである、「品」があること。それが、王子役にぴったり当てはまっていた。どこからともなく漂う品。「私はキフシャム国の王子、イリマといいます!」凛々しい。美しい。



ストーリーについては、ほんとにいろいろ考えさせられた。当時ちょうど子供が産まれて子育てに息詰まっていた私には、このタイミングで見ることができたことに何か意味があったのかなと思った。特にナオミさんとイリマ王子の母、マノイさんのことをよく考えた。

冥界(死んだ人の世界)に行くのがすごく大変なのも、死んだ人の気持ちやその家族の気持ちは簡単に分からないということを表してるのかな。
「どうやったら自分の気持ちを捨てることができますか」

忘れ川の存在も、辛いことを忘れるべきかどうか考えさせられるよね。
「頭では分かるが心では分からない」という言葉も、「私のことを思わないと思えば思うほど、お前は私のことを思う」「お母さんは死んでいるのよ。あなたは生きているの!それを認めるしかないの」「お前は生きてるんだ。生きて俺とタクヤのことを覚えとくっていう大切な仕事があるんだ」

瓦礫の山が光になって天にのぼっていくところも、

花びらが舞うラストのナオミさんの表情も、

ところどころに散らばっているもの全部考えさせられるから、本当にすごい作品だよ。




好きなシーンもたくさんあります。

「誰が卑怯者ですか!」
と登場したイリマ王子がもう、王子でした。小野さんの面影もなかった。(小野さんは小野さんでめちゃくちゃ好き)かっこよすぎて痺れる。


タチアカと踊るシーン。

もうご褒美としか思えない。
凛々しい王子でもフッとアイドルがちらちら見える。交差するところ。萌え死にました。うううう巻き戻したい。でも、本番のように観たいから、そんな邪道なことはしたくない。
(そして、巻き戻す自分意思弱すぎ)



やっぱり、殺陣の美しさ。剣の構え方。
かっこいいだけじゃなく王子らしい。
 

人形劇のシーンの「ラッキー☆↑」が可愛すぎてもう。人形を操作するイリマ王子がかっこいい。でも人形にした理由がよくわからないけど、生きてる世界と冥界との狭間だから曖昧な状態を表してるのかな。分からないなぁ。


冒険の途中でナオミさんが、童話作家になりたい夢を思い出すところも何か理由があるのかな。やっぱりナオミさんの空想の中なのかな。ファンタジーだけど現実的でどっちにも取れそう。




「母さんに会いたいんです!!」
というイリマ王子。

正体を知ったときの「あやかし!!!!!!」

「さぁ、刺せ!!!!!」と父のハシモリ王に言うところ。



↑やっぱりこの、トコフに引きずられていくイリマ王子がたまらなく好きな件。



ムーンウォークも好きだし、


母さんに会えて素直に想いを吐き出すイリマ王子がたまらなく愛おしい。かわいい。守ってあげたい!!!
「母さんの側にいたいです」
「母さんと一緒にいたいです」
(´;ω;`)

ナオミさんが、
「それが母親の幸せなの?」
「違うでしょ!息子が一番したいことじゃないでしょ!息子が一番幸せになることをするのが母親でしょ!?」
というところ、とても感動しました。

そして自分のことを考えていたマノイがやっぱり息子のイリマ王子を守ろうとするところがとても好きです。







登場人物も魅力的で。

トコフwww
つっこみどころ多すぎるけど彼が面白すぎて、抵抗なく見れた気がする。こんなに笑うとはおもっていなかった。(笑)
トコフとイリマ王子の絡みwがめっちゃおもろ。
トコフを置いていくときの「はい、嘘です」とか(笑)
トコフがどんなに変なこと言っても、微動だにしない王子が可愛すぎる♡


最後のほうのシーンがめっちゃ好き!
トコフに対して「私ではキフシャムの王は務まりませんか」というイリマ王子が切なくて、

でも
「トコフ…どこから回ろうか」
「キフシャム国は広いぞ」
そして
「裏切ってなんかいないよ、ただ迷っただけだな?
この時の笑顔がとても素敵でした。


やっぱりケルベロスはちょっとズルいくらい面白いよね(´∀`)また逢う日まで、歌上手すぎるよ。キスブサで俊哉が歌った時があったけど、この影響なのかな。タチアカ王も、間違っているけど国のこと考えてる点ではイリマ王子と一緒なのかな。
伊礼さんが魅力的すぎました。この方の他の作品も観たくなりました。俊哉は素晴らしい人達とお仕事ができて本当に良かったね。



そして、衣装。
ほんとに素敵でした。
イリマ王子の襟と袖のレースとか綺麗で王子らしい気品がすごく出てたしタチアカ王もおしゃれだし、ナオミさんもラインがキレイでしなやかな感じがナオミさんに似合ってたし。トコフ…うん耳可愛いと思うよ(笑)



緑のマントが華麗に舞うのをみて、宮田俊哉は、本当に王子様だと思った。
これほどまでに美しいマントのひるがえしかたなんて、今までみたことがない。
凛とした立ち姿、優しく誠実で頼りないと言われながらも内に秘めた強い心、キフシャム国の王子としての責任と母国に対しての愛、それだけでなく、確執のある父親への複雑な想い、母への想い。
それを全身全力で魅せてくれた俊哉。すごい。


鴻上さんは「ありのままのみやっちが、キフシャム国のイリマ王子にぴったりだから、そのままでいい」とおっしゃったそうですね。この方ほんとわかってるうう♡じゃなくて、星の数ほどいるなかで、俊哉さんを見つけ出しイリマ王子に抜擢してくださったことに感謝申し上げたい。今更ですが。

そして、私はDVD化されなければこの作品に、イリマ王子に逢えませんでした。本当に感謝したいです。

また、俊哉の声が響き渡る舞台をテレビ越しではなく、

生の舞台を、

この目で耳で心で感じてみたいです。




お待ちしてまっす♡(*´∀`*)ノ←軽ッ!





長くないか。(・∀・)


読んでくれてありがとしや♡(ゝω∂)