桜が今年もまた咲いている
一緒に見るはずの景色を
なぜか僕は一人で眺めてる
君と過ごした全ての思い出は
この花弁となり散ってしまう


いつもの週末が当たり前じゃなくて
特別な時間が目の前から消えた
もう二人を繋げる理由が
どこを探しても見当たらない

抱き合った時間が多すぎて
僕の身体は温もりで溢れてるけど
今日も明日も一人の夜を過ごさないといけない

傷つけた僕も苦しいけど
傷つけられた君はもっと苦しいはず

外を見ると…
桜が今年もまた咲いている
いつもと変わらない景色を
なぜか僕は一人で眺めてる
こうしてこれから何度も
君が溢れてる景色を見ないといけない


突然の出来事でなんだか分からない
想像してない終わりが現実にいる
あの頃のように何を叫んでも
君はもう来てくれない

君に逢いたい気持ちが止まない夜
あの日から途切れた二人は
今日も明日も別々の未来を見つけ始めた

まぶし過ぎるあの頃は切ない時間に
紛らわせて忘れられないのか

心を覗くと…
桜が今年もまた咲いている
儚い美しさが思い出に重なるのを
なぜか僕は一人で感じてる
僕が愛した君が映る心の中は
この花弁が積もっていく


あの木の下できちんとお別れ言えなくて
ごめんね
君といた時間、過ごせた全部が眩しくて
嬉しいよ
君といたから今の僕がある
ありがとう

桜が今年もまた咲いている
一緒に見るはずの景色を
なぜか僕は一人で眺めてる
君と過ごした全ての思い出は
桜の花とともにきっと思い出す