日本では、<西式医学>という怪しげな学派がある。
断食すればガンが治るとか、かなりオカルトっぽい連中である。
それとは別に、西洋では<催眠療法>という言葉がある。
●正しい催眠療法
脳がリラックスしている状態を固定化させる。
これにより、パニック療法の治療や禁煙をサポートする。
この治療法を和訳すると<催眠療法>になるらしい。
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ところが、この『催眠療法』という訳語が日本男児には
かなりミラクルな響きに聞こえるらしい。
フロイト心理学(への知ったかぶり)と、男の願望のミックスだ。
先ほど書いた
「モテない歴の長すぎる男は、自分の欲求不満度を基準に『女も欲求不満なはず』と思い込む」に
深層心理という単語を足すと、
「ほら見ろ、女性だって深層心理では、ヤラれたいんだろ?」とアホ発言が悪化するのだ。
「女の子をエッチな気分にさせる方法はありますか?」系の
オカルト催眠術みたいな問い合わせが多いらしい。
米国医学部卒のお兄さんが一生懸命に
アルコール中毒や過食症の治療のため患者のリラックス状態を作るために頑張っているのに・・・。
メール問い合わせをするバカは、
「悪用すれば、女とヤレますか?」「催眠術で金を要求できますか?」
なんて失礼なことを言っているのだろう。
ちなみに、女性はストレスが溜まっていると、彼氏とのセックスさえ苦痛になることがある。
だから、彼氏彼女であれば、脳のリラックス状態はセックスへの不快度軽減に役立つ。
しかし、リラックスによってセックスが欲しくなる訳ではないので、
ましてやセックス対象ではない男性が催眠療法を使っても、意味はないのだ。