今回は、「構成と線・色・塊」のカリキュラム。師範を取得している今、教科書を遡る復習のお勉強になりますそれでもいつも新鮮でいられるところが、三代目勅使河原宏先生が作った草月流の教科書の素晴らしさ
植物と花器の存在において、多岐にわたり色彩や構成、造形の観点で捉え監修されている美大関係者の方々からも高い評価を受けている教科書です
初めて発行された10数年前から英語併記がつけられ、日本文化の位置づけにおいて、早くからグローバル性をもった発信を意識されていたことが伺えます
さて、「株分けの構成(盛花)」です。花器に二か所の剣山を使って植物を株として分けます。
二つの株の間とする空間を意識しますが、それだけにとらわれずに立体造形であることを忘れてはいけません
栗生先生からは流れや高さ奥行きのバランスがとれていてよろしいとお褒めをいただきました
ただ、株ふたつがあまりにも同じボリュームなので、どちらかを抜いて減らすかあるいは増やすかしたほうがよりよろしいとのことでしたので、少し調整しました