昨年の4月のこと。高校生になったばかりの息子が、家に子猫を
連れてきました。
どうも学校近くの公園に捨てられていた子猫たちをクラスメートが
拾ってきて、それをクラスの有志がそれぞれ手分けして連れ帰る
ことになったようです。
猫嫌いのかみさんは猛反対。
けれど連れ帰ったものを「捨てろ」とは言えず、やむなく家に
置くことに。
翌日しぶしぶ獣医さんに診せたところ、
「まだ生まれて間もない。体を温めてあげないといけない。
○時間おきにミルクをあげないといけない、
肛門を刺激して排泄の世話をしてあげないといけない・・・」と
言われ、、さらに「生き延びるかどうか、向こう一週間がヤマ」
と宣告されたそうです。
それからかみさんは母性本能に火がついたのか、昼休みに職場から
飛んで帰ってミルクを与え、夜はペットボトルで湯たんぽを作って
やり・・・と必死だったそうです。
その甲斐あって子猫はすくすくと育ち、獣医さんからも
「もう大丈夫。よくがんばりましたね」と太鼓判を押して
もらえました。
かみさんは情が移って猫がかわいくなり、今ではすっかり
溺愛しています。
 人懐っこくて、好奇心が旺盛でやんちゃで・・・。
私もこの歳になって初めて、猫がこんなにもかわいいものかと
知りました。
子猫のおかげで我が家には笑顔が増えました。
週末、自宅に帰省する楽しみがひとつ増えました。



$技術士(機械部門)ふるけんの単身赴任ノート