毛皮デート商法撲滅ROAD その3 ~勇者の凱旋~ | RAUKAWAシティ

毛皮デート商法撲滅ROAD その3 ~勇者の凱旋~

今日は待ちに待った2月28日。男前さんの裁判 の判決が出ました。



勝訴




男前さんの事を話しておくと、僕がある毛皮デート商法業者にブログの記事について削除要求を受け、毛皮デート商法の被害者を募りだしたころ、男前さんが僕にメールをくださいました。

それまでの裁判に至るまでの手記や体験談も送ってくれました。


「僕は今リンクと民事訴訟中です。今は、弁護士に止められて、ネットに書き込み出来ないけど、判決が出たら全て書いてやりますよ」

そういう彼に僕は励まされました。

僕は、ブログの記事について訴えられたときに有利になるように被害者を募り、その業者の情報を求め、そしてそこから発展して毛皮デート商法の撲滅を志したわけですが、それよりも以前に毛皮デート商法の撲滅を目指して戦い始めていた人がいたのです。


それ以来、僕と男前さんは毎日のようにどうやって撲滅していこうか語りあいました。

僕達はいろいろお互いに提案しあいました。


「ゲンソクさん!それいけますよ」


「男前さん!この裁判で勝訴判決が出れば、多くの被害者の人たちが立ち上がり始めるでしょうね」


こうして二人で、そしてやがては、今連絡を取り合っているほかの被害者の人たちとも語り合った撲滅への第一歩を踏み出す判決が出たのです。


「商品代金の95万円の全額返金」


業者にとっては驚異的な判決でしょう!

商品をすでに手放して、手元にはない男前さんに対して全額返金するように裁判所は命じたのです。

判決文はまだ確認してはいませんが、業者の売り方に一方的に問題があった事、商品である毛皮自体には価値がないといってもいい事が公式的に認められた判決であると言っていいと思います。


裁判に至る経緯をこのブログでは簡単にですが、説明させてもらいます。

男前さんは納得できる解約に応じなかった業者に訴状を送ったとき相手は、和解を申し出て来たのです。

そのとき、業者が和解の条件として提示してきたものは


「95万円の商品代金のうち85万円を返還するので、訴状は取り下げてください。ただし、お互いの名誉を尊重し、インターネットに書き込まないことを約束してください」


というものでした。

普通に考えればいい条件です。商品が無いのに9割近くのお金が返ってくるのです。

僕なら、たぶん和解に応じてしまっていたかも知れません。多くの人が僕と同じ考えでしょう。


しかし、男前さんの考えは違いました。


「和解を申し出るって事は、自分達が悪いって認めたって事じゃないか!!それなのに10万円も取ろうと言うのはおかしいぞ!!それにこっちはインターネットに判決を書き込むために訴訟を起こしたんだ!そんな条件はのめるか!!」


すごいですね!

こんな考えを持てる人がどれだけいるでしょう?

一万、いや、10万人に一人と言っていいでしょう。

すでに確定している85万円を蹴ってまで、裁判を起こしたのです。

これほどの勇気をもった人は本当にいないと思います。


「自分にはやましい事はない。悪いのは業者だ!勝つのは分かってる。裁判はコイツラに制裁を与えるためにやるんだ!!」


それに普通は、依頼した弁護士も和解をすすめるでしょう。

負ける可能性もあるわけですから。

男前さんの考えに沿って、訴訟に付きあってくれる弁護士さんもそれほどはいないのではないでしょうか。

男前さんが依頼した弁護士は消費者問題の専門家として高名な藤森弁護士です。


勇気ある被害者と情熱ある弁護士のコンビだったからこそ、実現した裁判でした。



裁判を起こした後にも、リンクは和解を申し出てきたようです。

裁判官も一緒になって、和解を勧めてきたようです。

(あとになって知ったことですが、裁判官は判決を出さずに和解させられるほうが、優秀な裁判官として評価されるらしく、裁判官が和解を勧めるのは当たり前のことのようです。)



「この裁判官、ひょっとしてリンクに金をもらっているのか?」

そういう疑心に駆られながらも、断固として和解に応じず、判決を求めた男前さん。



そして、業者にとって驚異的な判決が出たのです!!



裁判が終わり、足かせのなくなった勇者、男前さん。

もはや、毛皮デート商法業者の命運は尽きたと言えるでしょう。


そのためには、多くの被害者が立ち上がって被害回復してもらいたいと思います。


被害にあった方は、男前さんの勇気に続いてください。


被害者よ!!立ち上がれ!!!