我が家が日能研に通い始めて早2年。
今まで4.5年生の話ばかりしていた。でも実はもう新6年生、すなわち名実共に⁈受験生になってしまった。そろそろ現実逃避をするのをやめて、新6年生と向き合わなければ。
六年生の始まり、の直前に塾の保護者会と受験報告会が開かれた。
保護者会、つまり六年生のカリュキュラムから受験生の親としての心構えなど塾の先生、主に塾長が話をする。
塾長になる人というのはその個性がとても際立っている印象が強い。塾の責任者を任される訳だから、メンタルも情熱も、そして営業成績もトップクラスでなければならない。
以前の塾長はかなりツンデレキャラであり、親に媚びる事は全くしない代わりに、質問に対して130パーセントの熱量で返してくれる熱血ツンデレ塾長だった。親には「こんな成績じゃ、ぜんっぜんダメ!」と攻めのアドバイスをくれたかと思うと、国語苦手克服の仕方のリストをくれたりした。口も悪いツンデレだったが、親身になってくれたので異動した時にはショックを受けた。
そして現塾長はとにかく声が大きく、ドラマティックな演出さながら生徒に劇を飛ばす。元気と受験に対しての熱量がマックスなのだ。ふざけた生徒をモニターで見つけると館内放送で「こらあー!受験まであと何日だぞ!このままだと落ちるぞ、わかってんのかー!」とマイクに向かって叫ぶらしい。恐い時もあるが、子どもの話だと授業は大変分かりやしすく、良い先生らしい。
保護者会でも独特の世界観で話を始めた。塾長という人は話が上手い、確実に。他の先生と比べても、人を、受験生の親を惹きつける話術を持っている。さすがだと感心していた。
話を戻すと
日能研は拘束時間が長い塾だと先輩から聞いていたが、なかなかヘビーだ。
平日2日+1日(上位者必須、残りの者は希望者のみ)に加えて、土曜日午後、日曜日は朝から夕方までとにかく塾、塾、塾。最低でも週4通塾。
スケジュールによると、平日と土曜日は授業。日曜日は毎週テストに+授業もある。毎週のテストは月に一度は全国テスト。他は範囲の決まったカリュキュラムテスト。六月に志望校を決めるための面談。面談は年に数回行い話し合いの上志望校や対策を決めるそう。
この保護者会で分かった事、それはこれからの1年間は土日休みはなし、ほぼずっとなし。春休みからゴールまで長期休みはなし。春夏冬の休みは子どもにとって勉強地獄。過酷だ!過酷過ぎる!
あまりの鬼スケジュールに親達からはため息、そして我が子は大丈夫なのだろうかと予期不安が止まらなかった。
そして塾長はこう言った。
「この年間スケジュールからお分かりのように、まとまった休みはゴールデンウィークが最後です。いいですか、小学校の思い出づくりは全てこの期間にお済ませ下さい。この休みを逃すともうチャンスはありません。」
そうかそうなのか、休みはゴールデンウィークだけ。分かりました。最後の思い出づくりに遊園地でも行くか。
スタートはゆっくり目にともお願いされた。スタートダッシュで息切れないようにだそうだ。この時期1番のトラブルは親子バトルだそう。くれぐれも親の気合いが先走らないように。塾は段階を経て生徒には話をしていきますから、どうぞ家庭では心のケアをしてあげて下さいと。大事な事は心と体の健康。
分かりますよ、分かりますとも、ただ実践するのが難しいのですよ。でもなるべく心穏やかにしたいと思います。
五年生の時に起きた子どもの反乱が今回も起こったらどうしようと思った。だから塾に言われた通り、私のはやる気持ち、まさにやる気満々の気分を上手に隠しできる限り穏やかに接してみた。
こちらから勉強を促すような事も言うのをやめてみた。友達と遊びに行く回数も、時間制限もしなかった。
何も言わなかったら、毎日遊びに出かけるようになったが、夕方にはきちんと戻り、自分から計画を立てて勉強するようになった。
なぬ?どうした?気持ちが切り替わったのか?
予想に反して子どもは張り切って六年生をスタートした。
そして六年生最初の全国テストで、なんと偏差値が見事に上がった!初の快挙だ!
万歳三唱!
