「合言葉をどうぞ」


合言葉?なんじゃそりゃ・・・


やばい・・・なんだこのサイト・・・もう後戻りできない どしよ・・・


マサルは思い切ってしゃべった


「合言葉ってなんですか?・・・」


「合言葉を知らないの?じゃああんただれ?」


マサルは


「そっちこそだれだよ」とつい反論してしまった。


「わたしはメグミ、このハッカー集団のメンバーの一人」


ハッカー?ハッカーってあのパソコンを使う犯罪者のことじゃ・・・


マサルは急に怖くなった。


どうしよと 困っているとメグミの声が聞こえてきた。


「あ、ハッカー集団のこと言っちゃった・・・」


そりゃそうだよなーそんなこといったら警察とかに見つかるよな


と思った。


「どうしよう ま、知られてしまったものは逃がすわけにはいかないか。ちょっとあんたのパソコンかまうよ」


とメグミが言った。


そのとたんパソコンが真っ暗になり、しばらくして新しい画面が出た。


そしてこんどは男の人の声が聞こえた


「だれだおまえは侵入者か!」


画面が真っ赤になり、サイレンの音がなっている


「侵入者発見!侵入者発見!」


という声も聞こえる


・・・・・・・・・・











やべーことになったー!!!






 例のサイトに戻ってきた。


右下を見ると、■□■があった


クリックすると決めたのに、いざクリックするとなると緊張する。


もう覚悟はできた。よしいくぞぉ


カチというクリック音が部屋に響き渡った。


マサルは出てきた画面を見ると、


「マイクを接続してください」と出ている。


怖かったが、ここまできたらやるっきゃないと思い、


パソコンに付いてきたマイク{ヘッドホン型}をパソコンに接続した。


そしてそのマイクを自分の耳に当てた・・・


画面には、


「マイク認識完了 チャット開始」とでた・・・


やべーやっぱ変なことしちまったな・・・どうしようと思っているマサルの耳に


誰かの声が聞こえてきた・・・

 「なんだこのリンク?」 


変だ、明らかに変だ。


ゲーム情報が載っているサイトの右下に


■□■と不自然なリンクがある。


「気になるな・・・でも変なサイトに行ったらやだしな・・・」


と、諦めてほかのサイトを見にいった


今度はスポーツについてのページだ。


しかし、興味はあるがさっきのことがとても気になり、集中して見ていられない。


「だめだ・・・気になる・・・」


そう思い、マサルは決心した。思い切ってあの■□■をクリックすることを・・・



 だれもいない部屋の中、マサルは大きな箱を開けていた・・・


とうとう僕が自分のパソコンをもったぞ!と思いながら。


今日はマサルの13歳の誕生日。そのプレゼントとしてパソコンを買ってもらったのだった。


マサルはパソコンが大好きだった。パソコンのことならまわりの友達に負ける気がしない。


シノブは別だけど・・・


マサルは出したばっかりのパソコンをさっそくコンサントをさし、電源を入れ、設定もすぐに終わらせてしまった。


そしてさっそくネットをやったのだった・・・