『鉄道路線サバイバル 21世紀に躍進する沿線はどこだ!?』(広岡友紀 著/戎光祥出版)
この本、
コストパフォーマンスなら西武、時間距離なら京王・京急、将来性狙いなら相鉄、ブランド志向なら東急・小田急・JR東海道線…というようなことが帯には書いていますが、
中身はかなり違います。
究極の鉄道&ビジネス本とは言えますが。
そして、鉄道本には珍しく著者が女性であることが、大きな驚きでしたが、
それ以上に、
現状認識の必要性と、それを踏まえた提言が殆ど(最終章を除く)。
従って、「通勤の混雑緩和にはオール2階建て車両の導入が不可欠」といった鉄道ファンが喜びそうな提言は、
ほぼ皆無(著者自身もそのように記していたが)。
こういった論調を繰り広げる論者(実名こそ挙げてなかったが川島令三氏をかなり意識していたのではないでしょうか)を、
徹底的に非難しているのも特徴。
しかし私は、この著者の挙げる現実的な提言は、気に入りました。
訳の分からん飛躍した提言は皆無でしたし、
その根拠もしっかりしていたからです。
ま、鉄道本というよりビジネス本という感じです。
以上、アナウンサー&ボイストレーナー 岸根正朋でした。
この本、
コストパフォーマンスなら西武、時間距離なら京王・京急、将来性狙いなら相鉄、ブランド志向なら東急・小田急・JR東海道線…というようなことが帯には書いていますが、
中身はかなり違います。
究極の鉄道&ビジネス本とは言えますが。
そして、鉄道本には珍しく著者が女性であることが、大きな驚きでしたが、
それ以上に、
現状認識の必要性と、それを踏まえた提言が殆ど(最終章を除く)。
従って、「通勤の混雑緩和にはオール2階建て車両の導入が不可欠」といった鉄道ファンが喜びそうな提言は、
ほぼ皆無(著者自身もそのように記していたが)。
こういった論調を繰り広げる論者(実名こそ挙げてなかったが川島令三氏をかなり意識していたのではないでしょうか)を、
徹底的に非難しているのも特徴。
しかし私は、この著者の挙げる現実的な提言は、気に入りました。
訳の分からん飛躍した提言は皆無でしたし、
その根拠もしっかりしていたからです。
ま、鉄道本というよりビジネス本という感じです。
以上、アナウンサー&ボイストレーナー 岸根正朋でした。