社会的な投資
本日の日経新聞13面コラム「金融危機と複合災害を超えて」の最後のところで
「~社会が安全・安心のコストを受け入れて、売却益の獲得を前提にする
のではない、もち続ける投資、地域の生活や産業の担い手である中小企業などに
配慮した、社会的な投資がもっと広がってもよい。」
という意見が載っていました。
今あるものを失ったとき、人も事業も「未来」を見て生きていくしかなくなります。
過去からの継続性がなくなったとき、逆説的にいえば、過去から開放されるのかも
しれません。
投資とは将来価値に対する期待によって起こるものだと思います。
過去を抱えているとその分将来への期待を減殺するということもあります。
実績がある中小企業よりも、ピカピカのベンチャー企業のほうが将来は魅力的に
見えたりします。
現在ほど、社会にとって必要な投資が、求められている時代はないのかもしれません。
(今回はちょっと哲学的に書いてみましたが、いかが・・?)