ソーシャルビジネス区分準備会合 第3回
グリーンシートにソーシャルビジネス区分設置を提言する準備会合の第3回を開催しました。
Sさんから経済産業省と環境省の研究会の状況について報告を受けた後、Kさんから
「ソーシャルビジネス報告書」について検討状況を報告していただきました。
経済産業省では、予算をつけて全国的なソーシャルビジネス支援組織を立ち上げることを
考えているようです。Sさんは金融面の支援策についての提言を担当しています。
金融面で支援するにしても、ほんとにソーシャルビジネスをやっているか評価する機関が必要
ですし、資金調達だけ行ってその後のモニタリングがなされないのは問題があります。
ソーシャルビジネスであるかどうか評価することと併せてモニタリングを継続する仕組みを整備
すべきだという提言をされています。
「ソーシャルビジネス報告書」については、何を評価するのか、どのような方法で評価するのか
どのような基準で評価するのかといった論点について、まとめた資料をみんなで検討しました。
取りまとめをしていただいているKさんはソーシャルファイナンスの第1人者の研究者でもあります。
社会性を評価するということ自体がそもそも難しいものであり、画一的な基準で評価するという
のに向かないものです。評価のフレームワークを提示し、その信頼性を確保しながら、実際に
それを活用する主体が自ら評価するといった仕組みがいいのではといった感じで意見が集約
されていきました。
これ以上は書けませんが、今回のミーティングでどのようなことをやっていくのか、どのような
効果が見込めるのかが見えてきた気がします。