扉の前に着いたお母さんは取っ手に指をかけ、目をつむり
息を凝らしながらゆっくりと扉を開けた

少し開いた所でそっと目を開けると..

中からは綺麗な光りがキラキラと輝きながら
開いた扉の隙間にこぼれてきた

お母さんは中に誰もいないのを確認して、思いっきり扉を開けた

「わぁ~  なんなの~?ここ~

壁一面に綺麗なお花畑が~♪

お花畑の奥には素敵なお城がある

まるでおとぎ話の絵本から飛び出してきたように
とってもメルヘン☆



なにこれ?

もしかしてこれは...扉?

よく見たら絵の中に、扉のようなものがたくさんある」



つづく