お父さん隊長の後ろ姿が段々遠くなるまで
見つめていた長男は



「隊長‥


必ず無事戻ってきてくだしゃい‥。」


そう心の中で言った長男は、お母さんとお姉ちゃんが山菜とりに行ってる場所まで走って行った




「ねぇお母さん見て!?

こんなにたっくさんわらびとれたよ♪」



「あらほんと!

たくさんとれたわね♪


これ見て?」



「わぁー♪木苺だぁ~

可愛いー♪♪


ねぇ甘い?食べたーい!」



「8月は長男の誕生日だから


本当はケーキを焼いてお祝いしてあげたいけど
まだ家に帰れないから


この木苺でケーキお誕生日おめでとうプレゼントってお祝いしてあげようと思って」



「それはいい考えね♪お母さん


私も手伝うから
木苺タワーケーキを作りましょうよ♪」



「ありがとう♪


じゃぁケーキの台になる大きな葉っぱをこれから一緒に探しましょ♪」



つづく