「そういえばお父さん
絵のことで思い出したけどこの間、長女に私の描いたアニメの主人公の絵を見せたらびっくりして

上手すぎー!鳥肌が立った~~って言ったのよ」


「お母さんは、まだ付き合い始めた頃

出逢った頃の二人を4コママンガにしてプレゼントしてくれた事があったものな

お母さんは子供の頃から絵を描くのが好きだったからな

そうか、長女に見せたらそんなにびっくりしていたのか」


「絵はアニメを見ながら描いたから、見なかったら私はそこまで描けない‥

それに、長女の方が何も見ないで描けるから私よりもっと上手よ


あら?長男が目を覚ましたわ」



「たっあせる隊っ長~~~~~~~~~っ!!!!??」



「どうしたんだ?

何か悪い夢でも見たのか?」



「ぼく‥

前に、追っ手たちから逃げる時にあの


うっひょ~~~~う山!が夢に出てきたでありましゅ~」


「あぁ あの日用品売り場の


実はうっひょ~~~う山ではなくて


ティッシュとトイレットペーパーの山だっという

あれが夢に出てきたのか?」


「そうでありましゅ~

あの建物‥いや、お店


なんだか冒険してるみたいで楽しかったでしゅ


また行ってみたいでしゅ」



「そうだな

今、ここが追っ手たちから逃れる安全な場所とは限らんからな


それに、何も悪い事してないのに追われている原因もわからない‥


もしかすると、この不思議なポットを追っ手たちは探しているのかもしれないな


こんな小さなポットの中に、家族4人入れるんだものな


これは、とても大事なものかもしれないから
悪者たちに絶対手渡すことなんてできんぞ!


例え何があってもお父さんは、お前たちとこのポットを守り続ける!


そしてその場所へ戻ればきっと家にも帰ることができるかもしれない


それじゃぁみんな
行くぞっ!!」


「ラジャー!」「ラジャー!」「レジャー!
あっ!?じゃなかった汗ラジャー!」



つづく