君はホームに着いた電車にゆっくり乗り込み



席に座り窓からぼくの方を見た顔が



今にも泣きそうで



もう永遠の別れじゃないよ



また次に会う
約束の指切りの代わりに手を窓に当てて



二人の手を合わせて君を見つめた



電車の発車ベルが鳴り出して



ぼくは窓に当てた手を
そっと離して



ゆっくり後ろに下がって君に



「愛してるよ」って言って手を振った