そしてやっと階段の上まで上がると




駅のアナウンスが聞こえてきた




『間もなく~2番線ホームに電車が入りま~す

白線より~内側に下がってお待ち下さ~い』と聞こえて




電車がホームに入って来るのが、渡り廊下の窓から見えたので



私は急いで2番線ホームの階段を目指して、走って行きました




そして、息を切らしながら階段を下りていると
電車がホームに入って止まった音がしたので、急いで階段を下りて行きました



やっと、2番線ホームに到着した橙色の電車の前に来ることができた私は順番に並んで電車に乗ることができました



そのあと、あることに私は気付きました



よく見ると
電車に乗っているのは
日本の方ばかりです



あれ?


ここ外国じゃなかったの?


そういえば、駅のアナウンスも日本語だった‥



じゃぁ最初に乗ってきた
電車はどうして外国の方ばかり乗っていたんだろう‥?



もしかして…あれは夢だったの?



そう思っていると


笛の音と同時にドアが閉まり


電車は静かに動き出しました



私は、空いた席が無かったので、ドアの横の手摺りに捕まって、外の景色を眺めていました



どのくらい時間が経ったでしょうか‥



電車に揺られながら
外の景色を眺めていると



ん?



どこかで見たような‥



とても懐かしい景色が
目に飛び込んで来ました




つづく