お父さん隊長は
猪の入ったポットを何回も転がしていた
そして‥
『もうそろそろいいかな?』と言い
ポットのふたを開け
すぐに近くの木に隠れて
様子を見ていた
すると
ポットの中から猪が
フラフラとしながら出てきた
猪がポットから少し離れた場所に行った隙に
お父さん隊長は猪に気付かれないように走って行き、すぐにポットを持って急いで家族の元へと登って行った
上で待っていたお母さんと子供達は、無事に戻ってきたお父さん隊長に
泣きながら抱きついた
『お父さん無事に戻ってきてくれてありがとう
いつも私達家族を守ってくれて本当にありがとう。。。』と
涙を流してお母さんは言った
『お父さんいつもありがとう♪』
『お父さん ありがとう♪
ぼく お父さんのこと尊敬する!
大きくなったら絶対
お父さんみたいになるっ!』
と長男が言うと
お父さん隊長は
目にいっぱい涙を溜めて
とても幸せそうな顔をして
大きく両手を横に広げて
家族3人をあたたかく包み込んだ
そして、しっかりと抱きしめたのだった
つづく