追っ手は外に出て行った
ので、ポットの中で話しをしている途中、『もう出ても大丈夫だろう‥』とお父さんは言った






ポットのふたを開けようとしたが、手が届かない







4人が入っているポットの中は深い






そこでお父さんは
まず、長男を肩車して
ポットのふたを押し上げるよう指示をした







長男はお父さんの言う通りに押し上げると
ふたが パカ ッ と開いた






そして
最初に長男が表に出て
残り2人もお父さんは
肩車をして表に出した






一人残されたお父さんは
家族にポットを横に倒すように指示した





家族がゆっくりポットを横に倒すと、お父さんが中から‥







ほふく前進して出て来た






それを見た長男は

『隊長! 今のところ異常ありません!!』

と言って敬礼をした






すると隊長は

『了解!!これからも
その調子で頑張ってくれ!

それでは上へと移動するぞ!!』





『ラジャー』『ラジャー』
『ラ.ジャー‥つっ つぃ
(汗)

つられてしまったー』と

お母さん






そして4人はエレベーターで上の階へと上がり
8階で下りた






左の奥に進むと右手に
ドアが見えてきた






そのドアを開けて4人は
入って行った







中は少し暗くてよく見えない







すると目の前に人が!!








〔ギャァーーー~~~~

~~ァァァ…あっ?〕





〔マっ(汗)マネキン?

ここは‥一体…〕





よく見ると衣料品がたくさん並んでいた







『どうやらここは‥
お店の売場見たいだ

この建物只のビルかと思ったら、入って来た場所はデパートの裏口だったんだ』とお父さん







すると突然!カッツ カッツと足音が聞こえて来て
ドアがキィー~と開いた






『まっ(汗)まずい‥

奥へ逃げよう!』






4人は腰を低くしながら
奥へと進んで行った






『お父さん 怖いよーう
見つかったりしないかなぁ』と長男







『絶対大丈夫だ!!
お父さんがみんなの側に付いている!

ちゃんと守ってやるから安心しろ!!』






お父さんがそう言った後





段々足音が近づいて来て
家族は懐中電灯で
いきなり顔を照らされた





つづく