私は自分の顔が好きではない。だからカメラを向けられるのも嫌だし、携帯電話・スマホを持ってからも自分の写真は1枚も撮った事がない。数人で集まって撮る時、「いや」とは言えず、送られてきた自分の写った写真を開いたり保存する事は全くしない。
履歴書や卒業アルバムに映る個人写真を除けば、残っている自分の思い出の写真は15年近く前の物が最後だと思う。幼稚園を卒園する辺りまでは笑顔でいっぱいの写真が沢山あったのに、小学生から中学生に掛けては、遠足や発表会、修学旅行と言った年間行事の2回程度に撮影に来る写真業者から買い取った1枚70円のスナップ写真が数枚程度残っている程度。その写真も、進級する度に何故か笑顔が消えてしまっている。笑顔でも、何処かぎこちない感じが出ている。
「自分は自分の顔が嫌いなんだな」と確信したのは中学2年生の時だった。思春期真っ只中。男子ながらも自分の髪型は肌の調子が気になり、学校へ行く前は洗面所の鏡で「変な所はないかな?」と鏡を見る機会が増えた。
ある日の朝、母親からとてもショックな一言が…
「あぁ気持ち悪い!自分の顔鏡で見るなんて…そんなに自分が好きなの!?ホンマに気持ち悪い!」
たった1回の言葉でしたが、私はその言葉にとても傷ついて、その後もその一言を思い出す度に泣いていた事がある。「自分の顔は汚いんや」と思い込む日々。この言葉の辛さは、実は今も消えておらず、身支度をする際にも鏡では顔は見ないようにしている。
電車やバスの窓ガラスに映る自分の顔が視線に入った時も、わざわざ見えない位置に移動したり…どうしてここまで自己嫌悪してしまうのか分からなくなってしまう時も多い。
全ては自己肯定感の低さも影響しているかもしれない。母親は教育のつもりだったそうだが、褒める事はせず、「あんたはどうせ…」「なんでいつもあんたばっかりこうなの」「そんなので喜ばないで!あんたより上は幾らでもいるんだよ!」
自信の喪失は、人間関係、恋愛、就職活動にも大きく影響してるなと、年々実感する今日この頃。