孫どもも帰り我が家が静かになったので注文していた本が届いていたのを思い出した。
本は「阿武隈共和国独立宣言」といって新宿西口スタンディング仲間の
「雲」さんの書いたものです。



新宿西口地下広場に「イラク戦争」反対の意思表示として
毎週土曜日午後6時から7時まで一人の女性が
立ち始めて10周年を迎えようとしている。
私も2003年9月から仲間入りしている。
読んでいくと西口スタンディングに触れながらストーリーが進んでいく。
自分も「秋田から上京のおりに参加している方もいる」と書かれていた。
自分も「雲」さんと同じ団塊の世代なので「うんうん」とうなずきながら一気に読み上げた。
日本の民主主義とは何かと強く考えさせられた。
自分も参加したことがある官邸前金曜日デモの盛り上がりは何だったのか。
総選挙の結果は何だったのだろう。
いろいろ言うより是非お薦めしたい。
帯封に菅原文太さんが「国のかたちを守るためなら、平和時には消費税を上げ、
非常時には、一銭五厘の赤紙一枚で国民の血の最後の一滴まで搾り取ることを、
国はためらわない。その苛酷な歴史を心の底にしまう老人たちが、
福島県、原発事故の地から立ち上がった。それがこの痛快な物語だ。」
と推薦の言葉を書いている。


(スタンディングの写真は2010年11月)