先日、施設に面会に行きました。
リビングの椅子に座っていたけれど
首をがくんと下げた姿勢で 目をつむってた
最近は 座ると いつもこんな姿勢。
私も抗がん剤の副作用が出ている時は
貧血みたいな感じで 頭の位置を下げていたいと
思うと、座ったり立ったりの姿勢より横になって
頭と身体の位置が同じほうが楽だった。
貧血状態が改善されていない母も
同じなのかな、と思います。
こういう状態で長く起きているよりは
ベッドで休んでいるほうが 母には楽なのかも。
施設の職員さんは ベッドで寝ているよりは
少しずつ起きている時間を増やしてくださろうとしているし、
この時はお昼ご飯まで30分くらいだったので
長い時間をこうしていたのではないかもしれないけど
「貧血症状はずっと続いているので
しんどうそうならベッドで休ませてください」と
お願いしてきました。
食事も相変わらず 半分くらいが精いっぱいのよう。
もう少し、と勧められた時 食べるとなかなか死ねないなどど
言ったそう。
ある意味、意識がはっきりしているときの言葉だと思いました。
悲しいけれど、もう生きている意味を感じられない日常だもの。
それでも、ご飯を食べないと また入院になっちゃうから
なるべく食べてね、と声をかけて帰ってきました。
新しい入所さんがいて、職員さんに激しく怒っていました。
個室のドア越しに聞こえてきました。
「あんたの そういう言い方が気にいらない。
謝ってもらっても もう あんたとは話をしない。
こんな所にいれられて、、もう かまわないで」などなど。
家に居たころの母も ちょっと注意すると激怒してたことが
あったな、と思い出しました。
職員さんは家族よりはうんとやさしく声掛けしてくれるので
母は他人に声を荒げることはありませんでしたけれど
認知症の入り口は こんな感じでした。
他の方は 認知症も進んでいることもあり穏やかな中で
よけいに 自分はまだボケていないと信じたいこの方は
居心地が悪いのかもしれないな。