先日、施設に面会に行きました。

リビングの椅子に座っていたけれど

首をがくんと下げた姿勢で 目をつむってたショボーン

最近は 座ると いつもこんな姿勢。

 

私も抗がん剤の副作用が出ている時は

貧血みたいな感じで 頭の位置を下げていたいと

思うと、座ったり立ったりの姿勢より横になって

頭と身体の位置が同じほうが楽だった。

 

貧血状態が改善されていない母も

同じなのかな、と思います。

 

こういう状態で長く起きているよりは

ベッドで休んでいるほうが 母には楽なのかも。

 

施設の職員さんは ベッドで寝ているよりは

少しずつ起きている時間を増やしてくださろうとしているし、

この時はお昼ご飯まで30分くらいだったので

長い時間をこうしていたのではないかもしれないけど

「貧血症状はずっと続いているので

しんどうそうならベッドで休ませてください」と

お願いしてきました。

 

食事も相変わらず 半分くらいが精いっぱいのよう。

もう少し、と勧められた時 食べるとなかなか死ねないなどど

言ったそう。

ある意味、意識がはっきりしているときの言葉だと思いました。

悲しいけれど、もう生きている意味を感じられない日常だもの。

 

それでも、ご飯を食べないと また入院になっちゃうから

なるべく食べてね、と声をかけて帰ってきました。

 

新しい入所さんがいて、職員さんに激しく怒っていました。

個室のドア越しに聞こえてきました。

「あんたの そういう言い方が気にいらない。

謝ってもらっても もう あんたとは話をしない。

こんな所にいれられて、、もう かまわないで」などなど。

 

家に居たころの母も ちょっと注意すると激怒してたことが

あったな、と思い出しました。

職員さんは家族よりはうんとやさしく声掛けしてくれるので

母は他人に声を荒げることはありませんでしたけれど

認知症の入り口は こんな感じでした。

他の方は 認知症も進んでいることもあり穏やかな中で

よけいに 自分はまだボケていないと信じたいこの方は

居心地が悪いのかもしれないな。

 

 

 

 

梅雨明けが近いですね。

朝からセミの声が聞こえてきます。

お昼過ぎから また雨予報ですが

朝のうちはギラギラの晴天晴れ30℃越えてます。

 

病院と施設とのやり取りで 退院の許可が下り受け入れもOK。

それで、今日午前10時に退院です。

昨日の面会で 明日、退院できるから迎えにくるねと

伝えましたが 覚えていたかな?

看護師さんに着替えを済ませてもらっていました。

 

お支払いをするため、受付に車いすで移動すると

寒い、寒いと・・あせる

私は汗びっしょりですけどねショボーン

この病院、室温高めなのに。

 

車もエアコンを入れられず、窓を開けて走りました。

施設で元気のよい職員さんが「おかえりー」と

迎えてくださいました。

うーーーん、どうなの?覚えてた?

 

ずっとベッドに寝てたし、返事はするけど声もあまり

出してないし、退院できたことを どのくらい理解してるか

なかなか反応がわかり辛い。

 

医療的な安心は病院のほうがあっても

精神的な安心は施設だと感じてます。

この先、さらに腎臓や貧血の具合が悪くなるであろうことを

思うとグループホームではなく、

看護師も常勤している施設を選んだほうが

よかったのかもしれないけど

入所時点では認知症だけの視点で決めちゃいました。

こうして、病気が判明して そのほうが問題になってくるとは

あの時点ではわからなかった。

 

訪問医はいるけど、月に2回の診察だけで

もしもの時に駆け付けてくれるような医師ではないから

施設で亡くなる場合は死亡診断書?とかどうするんだろ。

このDr.は連休や盆・正月は海外旅行に行っちゃうんですもんショボーン

 

あと半月で、入所から満1年になります。

穏やかに過ごせるといいな。

 

病院のお支払いですが、

股関節のときに知った限度額の申請をしました。

高齢で、医療費1割負担とはいえ食事代などもお安くなるそう。

ですが、いきなりの入院だったので 月を跨ぎましたえーん

6月、7月で2か月分の支払いなのでした汗

 

 

母の退院が近いとのことで

病院と施設との確認事項がクリアしたら

退院後に また施設に戻る予定です。

 

私は施設での食事に個別対応は望んでいないことを

看護師さんに伝えたのですが

病院から施設へは腎臓病食の対応ができるか、も

確認事項の中にあったそうで

施設側は特別食の対応ができる配食サービスを含めて

各所に問い合わせたり調べてくれたそうです。

(実際には難しいという結果でしたが)

それぞれが母に少しでも良い環境を用意できるか、という

視点でいてくれていますが それがわずかに

受け取り方がズレて 三方が嫌な感じになってしまいました。

 

まず、施設としては 看護師も常駐していない中で

病院のような点滴や特別食ができないのに受け入れていいのか、と。

私は施設へ戻すしかない状態なのに、ここにきて

受け入れてもらえないのか、と電話でのやり取りで

互いに感情的にもなり、急ぎ 施設に出向き

責任者さんとお話してきました。

 

面と向かって話をすれば互いに気持ちは同じ、とも気づくことが

でき、家族としては痛みや苦しみがない状態ならば

あとは静かに穏やかに過ごせることだけを希望していますが

仕事とはいえ、職員さんは目の前で弱っていく入所者に

平気で接していられるわけではなく

まして、看取りとなると 職員のメンタルケアも考えないとならない

とおっしゃる責任者さんの言葉に納得しました。

 

入所するときに 看取りもしています、と前々任の管理者さんが

言ってくださったことを 救われた思いで受け取ってましたが

(一人で向き合うことに自信がなかったので)

施設や職員さんが慣れている、というか 余裕があるような

印象を持ってしまっていました。

 

母の食事が進まなければ 一口でも、と対応してくださったり

顔がむくんだり、出血してれば 心配しながら接してくださって

それは、私が家で看ているときと きっと同じ。

最終的に、病院ではないのなら やっぱり覚悟を決める

必要があるんだな、と改めて考えました。

それでも、受け入れてくださることに

改めて 深く深く感謝です。