あんちゃん感想①〜コルガバ比較〜 | kis-my-diary 北山宏光くん応援ブログ

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本日あんちゃん休演日。





だめだ。
もう頭から離れません…
ずっと考えてます。


早くMUSIC DAYで歌って踊る北山氏が見たい…
とりあえず、あんちゃん沼から一旦出よう…
でないと苦しい。・゜・(ノД`)・゜・。




どうやらわたしの周りの北山担さんはそんな方々が多い模様。


凌だけでなく家族に一人ひとりの心情を理解したくなるとか、
田村さんの描く世界観をもっと知りたいとか。
時間さえあればパンフとにらめっこです。






以下、ネタバレと個人的感想を長々と綴ります。

観劇前の方や、ネタバレを避けたい方、人の感想をあまり取り入れたくない方はご注意ください。


なお、現時点での感想や個人的解釈となります。
今後変わっていくこともあります。
それも含めて、書いていきます。





 

昨日はシンメさんと観劇したんです。
彼女、コルガバ信者(笑)
今回の舞台が田村さん演出と知り本当に喜んでくれた。
だからぜひ一緒に観劇したいと思っていたわたし。



で、観劇後。
なぜか、原因不明のモヤモヤが発生。
かなり重たい気持ちになった私たち。


なぜこういう気持ちになっているのか?
原因は何なのか?
めんどくさい我らは、得意のなぜの追求をし始めます(笑)




そして、何かヒントがあるかもしれない!と、3年前田村さんが演出した太輔さんの舞台、コルトガバメンツを振り返り始める!(笑)




シンメさんは長々とコルトのレポを上げていて、それが今になって大助かり!
やはりその時の気持ちを残しておくことって大事だと実感。鮮明に思い出せるのは記録しているからこそ。

 
我らはその記録を元にディスカッション(笑)
あんちゃんとコルトの違いを検証。
何やってんだか…(笑)




で。
現時点ではありますが、
少ーし、見えてきました(笑)





スッと腹に落ちたコルトガバメンツ。

なんだかスッキリしない、あんちゃん。





なぜか?



まず。


コルガバは肇の抱える問題に対して明確な答えがあった。


だが、あんちゃんは、明確な答えは…ない。



そこでした。




コルガバ。
肇ちゃんは、周りの人たち(仲間や部長の幽霊)に救われて一歩を踏み出せた。
肇が悩んでいたことも解決している。



あんちゃん。
凌は、父との再会で葛藤しつつも、自分の力で一歩を踏み出せた。

だが、明確な答えはない。
これからも、おそらく、ずっと。





そして、こう解釈していきました。





凌は、父を恨み憎むこともあったが、
愛していた。


父が急にいなくなり、
父を求め続け、父を想い続けていた。


なぜ父はいなくなったのか?
浮気や借金だけでなく何か理由があったのかもしれない。
強い姉たちと気丈に振る舞う母との間で父の気持ちまで汲み取ろうとしていた。


度々感じる何かを犠牲にしてきたのは父のせいだと思っている姉たちとの距離感。


男1人で、寂しく感じる家。
どこか、忘れ去られているような感覚。
時折鬱陶しく感じる姉たち。
男として母を支えないといけない気持ち。

男として早く自立しないといけない焦り。
父が趣味としていたビデオカメラ。
映像の仕事を目標としていたのも自然と父を求めていたからかもしれない。




今現在では、
あんちゃんとは、
突然いなくなった父を求め続けた息子の究極の愛の物語だと思えています。


父が突然現れたことで、その想いが行動となり家族を実家に集め修復を図ろうとする凌。



姉たちの言い分と、凌の言い分。
その言い合いの中で見え隠れする、
誰かの何かの、せいにして生きてきた、自分。


父の病気を知る。
家族を忘れてしまう逆行性健忘症という病気。
凌は怒りと悲しみだけでなく、父への愛で溢れていた。



ラストは父と穏やかな時間を過ごしている凌の笑顔で終わるんだけれど。



答えは、ない。
凌はじめ、家族全員。



いろいろ考えたよね。
それぞれ事情があり、ラストまで何1つ解決していないように見える中で。


『この舞台はグレーで生きているより、白か黒で生きてみたら何かが変わるかもしれないというメッセージではないか?』とシンメさん。

こうも言ってた。

『田村さんは今回、宏光さんに
より難しい役を与えたんだと思った』と。
答えが与えられることなく、自分で考える、見つけるという。





これは、私たち見る側が持ち帰って考える課題なのかもしれない。
田村さんからの、課題(笑)


だから。わたしは勝手に課題に取り組み続けます(笑)





重っ!
これから観劇される方で読んでしまって、不安になられたらごめんなさい(笑)
あくまで、わたしの感じ方ですので。





わたしは有難いことにこれから何度か観劇させて貰えます。

正直観れば観る程家族ひとりひとりに感情移入してしまい迷い悩むんですが、それは複数観劇できるからこそ。


だからこそ。
都度都度、感じたことをちゃんと残していこうと思います。


毎回、私たちにメッセージを届けてくれる田村さん、そして自分のため。

何より役者、北山宏光としての記録をちゃんと残したい。







以下、コルトガバメンツのストーリー。
シンメさんが今回のために(笑)わかりやすく纏めてくれたのを記録として残しておきます。




小学生の時に親友たち(コルトガバメンツ)と駄菓子屋“さつき”で万引きをした。(調子に乗ってお金まで盗りはじめた。)肇は良心の呵責に耐えきれずにさつきのおばちゃんにその事を打ち明ける。おばちゃんは「知ってた」と。それがきっかけで、3人とは違う中学への進学を決意する。
万引きをきっかけにさつきは駄菓子屋をたたみ、蕎麦屋へ変わってしまった(と、肇は思っている。)

社会人になって、信頼していた部長から、取引先への賄賂を隠蔽するように命じられる。肇のお父さんは会社のお金を使い込んで両親は離婚していた。母親が苦労している姿を見てきた肇は許せずに内部告発をする。会社は全ての責任を部長に押し付け、その結果、部長は自ら命を絶ってしまう。その事で先輩達からはとてつもなく責められ、肇は出社をしなくなってしまう。

正しい事をしているのは自分の筈なのに、どうしていつも自分だけがこんな目に遭うのか。
肇の心の闇はそういうものだった。

でも、親友との再会をきっかけにそれが全て肇の思い込みだった事が分かって・・・。








やばい、我ら田村さん信者(笑)