紆余曲折ありつつも無事に完走、お疲れ様。

そして着いて来てくれた皆にも感謝。

巡業を終える度に色々な事を思い、学び、糧にしようとなる訳ですが…

今回は実にシンプル。

顔色を伺う事も、その為に自身の言葉を濁す事も、事なかれ主義に流されて行く事も…結果として残るのは後味の悪いモヤモヤだけだな、と。

勘違いして欲しくないのは今巡業が良くなかったと言っている訳ではない。

今回は今回で自分達が「こうだ!」と思うモノをぶつけて行ったからこそ気がつく色々があって今に至っている。

MCやSNSでの発信、ライブの在り方等綺麗事を並べれば美談に出来るけど、それは本質ではないよな、と。

本音を言えば全会場で大声出し合いたいし、フロアをグチャグチャに掻き混ぜたいし、マスクも外させてあげたい。

全てのアーティストがこう思ってるとは思わないけど、同じ考えの人は少なくないと思うし、お客さんなら尚更だと考えている。

でもこう言う発信をするだけで所謂「危険思想」的な見られ方をするし、それに対してビクついてるのも馬鹿らしいな、と感じてしまう。

まして、それを行動に起こせばより風当たりはキツくなっていく。

ただ、その逆風の中にこそ我々がやりたい事が詰まっている。

「我々の音楽なんて…」と卑下しているのではなく、前提として世間に認められたい訳でもなければ、誰からも愛されたい訳でもない。

自分達の歩みたい人生をただ歩んで行きたいだけ。

そんな自己満足の塊を愛してくれている皆には本当に感謝している。

10月19日の「黒崎眞弥生誕祭」から整理番号順の入場になり、現在の「スタンディング指定席」と言う状況から少しだけ変わる。

各ライブハウスもキャパシティを出来るだけ元に戻そうと努力してくれている。

小さくも大きな一歩。

先に言った声出しや逆ダイ、モッシュなどやれる会場があるならやって行きたい。

そんな気持ち。

そして12月15日には己龍活動15周年の記念公演として「東京ガーデンシアター」で単独公演が行われる。

今までは「自分の楽しみ方で」、「無理はしなくて良い」と伝えてきたが今回は

「無理をしてでも会場に足を運んで欲しい」

と言うのが本音。

「何がなんでも行く!」と言う皆には最高の時間を約束する。

まだ迷っている皆には全国各地で単独巡業「拾五周年」にてその目で見て、もう一度考えて欲しい。

本当は47都道府県全てを回ってこの旨を伝えたかった。

15年間の中で沢山のファンに応援して貰い、そして離れて行った人も居る。

理由は様々、我々に魅力を感じなくなったならそれも仕方ない。

ただ、一度離れてしまったが故に戻りにくさを感じている人が居るなら心配御無用。

「出戻り大歓迎」

こう言う発信をすると「必死過ぎて草wwwww」と草に草生やされそうではあるけど、自分達が人生を掛けてやっているモノに必死になるのは当然。

そんな訳で全国各地で会えたら何より。

改めて「蠱毒厭魅」お疲れ様、そしてありがとう。

では、また。