待望のガラ公演!!発売日にAプロをGetしていたのですが、家族旅行が入り、ヤフオクで手放してBプロを買い直しましたが、、、その出来事すら今ではラッキーだったと思える舞台でした。(風邪の噂でオネーギンがだったらしくw)
バレエはまだまだ映像ライセンスが下りない作品も多く、その点でもやはり劇場に赴く価値はあります。
Party on
マルセロ・ゴメスが本公演のために振りつけたプロローグからノックアウト
入りこませるための計算だろうけど、まんまとつかまれました。
洞窟の中から現れる(ように見えた照明)ディアナ・ヴィシニョーワはレオタードのみの本質!!もう誤魔化しはきかない。強さがにじみ出ていたドゥーブルエシャッペに‘覚悟’を感じました。
他の出演者もレオタードのみ、タイツOnlyかTシャツ&スパッツのみで全裸で戦うことと同然!!
プロローグを見ただけであ~、この場にいられて良かったと思いました。
「ドリーブ組曲」
振付:ジョゼ・マルティネス 音楽:レオ・ドリーブ
メラニー・ユレル、マチアス・エイマン
ユレルは不調だったようです。何か所かヨロけていました。私とほぼ同級生ですからバレエ界では定年間際!?エイマンはノーブルで安定していました。ジョゼのファンが多いのも納得の作品。
「レダと白鳥」
振付:ローラン・プティ 音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ
上野水香、イーゴリ・コルプ
手のみならず足までもが白鳥の首に見え、とことん‘しなやかさ’と‘からみ’‘崇めること’を感じました。
「タランテラ」
振付:ジョージ・バランシン 音楽:ルイス・モロー・ゴットシャルク
アシュレイ・ボーダー、ホアキン・デ・ルース
陸上競技か?の身体能力!!民族舞踊をここまでエキサイティングさせるなんて。自分用のメモだけどタランテラは3/8または6/8拍子だそう。二人ともオシワシコンビを連想させた。でもしっかり楽しんでいる様子もあって陽気な雰囲気。
「精霊の踊り」
振付:フレデリック・アシュトン 音楽:クリストフ・ヴィリバルト・グルック
デヴィッド・ホールバーグ
ケガをしているためかややお腹周りがやわらかくなったように思えたものの、幽玄美がよく出ていた。
「真夏の夜の夢」
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボァディン
シェイクスピアからモダンに進んでジェーン・オースティンの世界!あっ、ビクトリア朝っていうの?安定していて不動。星屑の中で踊っているようにノーブルでジェントルでした。
「カルメン」
振付:アルベルト・アロンソ 音楽:ジョルジュ・ビゼー/ロディオン・シチェドリン
ディアナ・ヴィシニョーワ、マルセロ・ゴメス、イーゴリ・コルプ
後藤晴雄、奈良春夏、東京バレエ団
どやっ!どやっ!どやっ!の我が道を行くカルメン、強い!日本でいう花魁?
業が深い女でも決まるのはカルメンくらいなものです。死に様もカッコいい♪
ホセって鈍くさいからドンって名前なのかしらと連想したりwww情けない役のゴメスを見たのは初めてだったのでちょっと新鮮でした。コルプはふつうに惚れるw
「眠れる森の美女」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ルドルフ・ヌレエフ/マリウス・プティパ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
メラニー・ユレル、マチアス・エイマン
やっぱりユレルは不調な模様。。。コンビネーションも合っているのか?サポート面で手が震えていたり、フィッシュダイブでは1回目に手が床についちゃったように見えました。でも後半は安定してました。持ち直しもテクニックの一つですね。エイマンはさすがエトワール貴族的な動作がありながら、風に後押しされたような跳躍も素敵でした。
「チーク・トゥ・チーク」
振付:ローラン・プティ 音楽:アーヴィング・バーリン
上野水香、ルイジ・ボニーノ
休憩代わりorお口直しにちょうど良い作品かもwww他の作品と比べて「集中しよう」って意気込みがいらない。とても還暦を過ぎたとは思えないボニーノの軽快さ、おちゃめさは凄い。
「ナウ・アンド・ゼン」
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:モーリス・ラヴェル
エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボァディン
コンテで泣きそうになったのは初めてかもしれない。まるでプールの奥底の光を見ながらNow とThenが走馬灯のように巡っているような気になりました。abさんごをバレエ化したらこんな振りになるのかしら?どこでタイミングを合わせているのか?からくり箱のような動きも息をのみました。
「パリの炎」
振付:ワシリー・ワイノーネン 音楽:ボリス・アサフィエフ
アシュレイ・ボーダー、ホアキン・デ・ルース
最強の二人!!ホアキンは小柄でありながら跳躍が大きい。二人とも肉体と木彫りの人形がミックスしたような強さ、革命はこうでなくっちゃw
「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フレデリック・ショパン
ディアナ・ヴィシニョーワ、マルセロ・ゴメス
ピアノ演奏:菊池洋子
オペラよりバレエで定着してきました。ピアニストはマラーホフの時と同じ→☆
大人の愛憎劇で、登場しただけで空気をひんやりとさせる技が必要ですね。
マルセロ・ゴメスが振りつけたFinaleでフィナーレ
シンプルだから魅力が‘まんま’直球できます
フツーの人が着たらただのユニクロスタイル、ステテコ姿もダンサー達が纏うとセクシー!!
※ヴィシニョーワのFBからお借りしました。
終演後は、立ちっぱなしで帰り最寄駅で一人飲みし余韻に浸りました
最高のステージに乾杯
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