標題の通り、見て参りました。

スカラ座「こうもり」でルイジ・ボニーノのウルリックに感動しましたが「ダンシング・チャップリン」では彼の内面性&精神性に敬服いたしました。



 剽軽な方で周りの方も楽しませるキャラクターですが、それはペルソナであって深い深い思考を巡らせています。

ローラン・プティは彼の核となる部分を見抜いて彼のためにチャップリンを作ったのでしょうね。


彼は幼少期になんとなくバレエを習っていたそうですがバリシニコフの舞台を観て衝撃を受け、ガラリとバレエに対する姿勢が変わったそうです。

なんと映画の撮影時点で御齢六十才!

マイナス20以上の動きでしたが・・・

作品全体は喜劇の中に隠れた悲哀などが見られて感受性をマッサージしてもらった気分です。

草刈民代さんもコメディエンヌとして立派に共演されていました。賛否両論あるところですが彼女の美しいポワントに私はうっとり♪

バレエ=古典と思われがちですがモダンクラッシック(と言えるのか定かではありませんが)、プティのような斬新な作品を私のようなバレエ初心者にも理解しやすく教えてくれる映画を作った周防監督の功績は大きいと思います。

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