1889年の4月16日は、喜劇俳優であったチャールズ・チャップリンがイギリスで生まれた日だよ。
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【続けて二回目の更新します。「前の記事も読んでね。」と言えるほどの内容があったか否かは、すでに定かではありません。】
子供の頃、無声映画って好きではありませんでした。
いやいや、誤解を招くような言い方ですが、まるでそんな映画が上映されていた時代が子供時代だったみたいですよね、これでは。
でも映画の中の映画シーンで出てきたり、どこかで見ていたような気がするんです。とにかく動きが早くて変に感じていたんですよね。父も大嫌いだって言っていたんです。
ところで私は二番館育ち。
育ちと言っても別にそこで産声を上げたりご飯を食べていたわけではありませんが、歩いていけるところに、名画座と言うか二番館と言うか、そんな映画館が三館あったんです。
みんな個性豊かで(東宝・松竹・日活系に分かれていたんだと思う。)、だいたい三本立て。
こういう映画館があった事は、知らない人も多いと思うのですが、結構粘りに粘って10年位前までわずかながらも残っていたんじゃないかしら。
こういう映画館って、これをやってるから見に行こうと言う事もあったけれど、
「今日映画でも行こうかな。何やってるかな?」と言うノリで行く事も多かったんですよね。
そしてやっと出てくるチャップリン。
ある日いつものように気まぐれに行ったら、彼の「街の灯」が上映されていたんです。もちろんサイレント映画です。
でも私、この映画を見て本当に滂沱の涙。
今までのチャップリンに対してのイメージが凄く変わった作品になったのです。
父はとうとう最後までサイレント映画は嫌いで、チャップリンさえも好きになることはなかったのでしたが、私が人の意見より自分の感性を信じる傾向があるのは、こんな経験があったからかもしれません。
そう言えば、昔、萩本欽一さんがチャップリンに会いに行くと言うドキュメントを見ました。
詳しい事は忘れてしまっていたけれど、こちらに書いてありました。→ここ