先月知覧特攻平和会館に行ったので
そこで感じた事をシェアします。
鹿児島県南九州市知覧町にある
特攻関連の遺影、遺書、資料等が
展示してある施設です。
あんなに遺書を見たのは初めてです。
さて本題に入りましょう。
正直私たちは特攻を
特別視しすぎじゃないかなと感じました。
もし第二次世界大戦末期の当時、
特攻が国や家族を守るための特別な行為ではなく
ただの選択肢の一つであったなら……
他の選択を選んだ人もいるのではないのでしょうか。
ある技術者が特攻を熱心に志願するも上に断られ
心置きなく特攻できるように妻が子供と川に身を投げたため
しかたなく許可が下り特攻戦死した話がありました。
まあ平時なら特別扱いはまだマシですよ。
特に知覧は集客的にもそれが正解でしょうし
実際私もそれで行きましたからね。
でもちょっと考えてみてください。
もしまた日本が戦争に戦争になったら?
戦況が悪化してどうにもならなくなったら?
その時は命の尊さ・尊厳を無視した戦法や
二度と起こしてはならない悲劇を
後世に伝えるための施設が
逆に特攻を煽るために使われてしまうのではないか
と私は危惧します。
家族のために命を捨てた英霊達に続け!
みたいな感じでね。
そういうのを避けるために
特攻を特別な行為として見るのではなく
あえて他の戦死と変わらない扱いをしたほうが
いいんじゃないかなと私は思います。
残念ながら
特攻を特別な行為として扱う限り
再び特攻の悲劇は避けられないでしょう。
特に日本人はそういうのが好きですしね。
私含めて……。
興味のある方は一度行かれてください。