間違い文字があったので、修正しました。
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レオンはクオンを何とか説得するといった。
しかし、やはり結婚式までには間に合わず、結婚式当日で顔合わせになってしまっている。
しかも披露宴のあと。
カレンはハラハラした心中だったが、どうやら心配しすぎだったようだ。
キョーコとジュリエナはレオンの祖母とにこやかに笑って、話しているし、クオンもレオナルドと祖父もレオナルド以外は笑って話し合っているので。
『…心配しすぎだったかな…?』
『だから大丈夫だと言ったろうが…親父も爺さんも基本的に温厚だしな。』
『基本的にって…。』
『爺さんは別だが、親父は若い頃、グレてたらしいからな。』
『え!?嘘!?』
『本当だ。母さんに出会うまで、その地域じゃ有名な人間だったらしい。』
『…なんか他人ごとには思えないような…。』
『は?』
『あ…いや~。その…パパもそういう黒い歴史があるらしいから…ちょっとパパとしては縁を感じるんじゃないかな~。なんて…。』
『…なるほどな。だからか…。』
『何が?』
『目の奥が似てると思ったんだ。親父とお前の父親。』
『…あのね。』
『なんだ。』
『十年前のクリスマス、エレナさん…お母様のお墓の前で話した内容覚えてる?』
『…ああ。』
『あれね?パパのことなの。』
『…!?』
『そんな風にパパから感じられないと思うけど、たまに古傷が痛む時だってあるってママが言ってた…。』
『…じゃあ、親友って言うのは…。』
『うん、ティアのお父さん…リックおじさんのこと。』
めでたい席のはずなのに、ずいぶんと暗いないようを話す、新郎と新婦。
『おいおい、何暗い顔してんだよ。』
『…クラウド。』
『そうだよ、カレン姉。花嫁なんだから笑顔でいないと!』
『ゆーか…。』
そんな二人にクラウドと唯花が話しかけてきて、
『そーだ、そーだ!レオンもカレンにこんな顔させんなよ~。』
『うるさい、唯一。』
『で、二人はなんで深刻な顔してるわけよ?』
唯一とティアも会話に乗り込んでくる。
『えっと…それは…。』
『なに?私に言えないわけ?』
『ご、ごめん…私だけのことじゃないから言えないの。』
『そうなら、そうと言いなさいよ。私悪者みたいじゃない。』
『ごめんなさい…。』
軽く叱られて、カレンはしゅんと落ち込む。
『まぁ、いいけど…ところでカレン。』
『なに?』
『何か気づくことない?』
『え?』
そう言われてたカレンは目を白黒させて、ティアを見ると、私じゃなくてと言われるので他に目を向ければ、
『あ…!』
唯花の腰にクラウドの腕に回されている。
『もしかして!?』
クラウドは唯花の腰に腕を回してるところなど見たことがなったカレンは興奮気味で聞くと、
『うん!クラウドに好きって言ってもらえたの!』
唯花は頬を染めて、それはそれは嬉しそうに笑う。
『やっと言ったのよ、この鈍感兄。』
『鈍感いうな。』
『鈍感を鈍感と言わずに何て言うのよ。なんで私の周りには鈍感ばっかりなんだか…。』
はぁとティアはため息を吐く。
『鈍感で悪かったな。でも、俺なりに考えてたんだぞ?6歳も上だし、いいのかって…。』
『まあ、分からなくもないけど、唯花を泣かせないようにしなさいよ。』
『分かってる。』
『泣かせたら、レオン以外は敵に回るから、覚悟しときなさい。』
『…肝に命じとく。』
クラウドはそう言って苦笑いするが、
『でも、泣かせないから大丈夫だ。』
人なつっこい笑顔で言い切り、ティアはもし泣かせたら覚悟しなさいよとニヤリと笑いだから言ったのだった…。
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レオンはクオンを何とか説得するといった。
しかし、やはり結婚式までには間に合わず、結婚式当日で顔合わせになってしまっている。
しかも披露宴のあと。
カレンはハラハラした心中だったが、どうやら心配しすぎだったようだ。
キョーコとジュリエナはレオンの祖母とにこやかに笑って、話しているし、クオンもレオナルドと祖父もレオナルド以外は笑って話し合っているので。
『…心配しすぎだったかな…?』
『だから大丈夫だと言ったろうが…親父も爺さんも基本的に温厚だしな。』
『基本的にって…。』
『爺さんは別だが、親父は若い頃、グレてたらしいからな。』
『え!?嘘!?』
『本当だ。母さんに出会うまで、その地域じゃ有名な人間だったらしい。』
『…なんか他人ごとには思えないような…。』
『は?』
『あ…いや~。その…パパもそういう黒い歴史があるらしいから…ちょっとパパとしては縁を感じるんじゃないかな~。なんて…。』
『…なるほどな。だからか…。』
『何が?』
『目の奥が似てると思ったんだ。親父とお前の父親。』
『…あのね。』
『なんだ。』
『十年前のクリスマス、エレナさん…お母様のお墓の前で話した内容覚えてる?』
『…ああ。』
『あれね?パパのことなの。』
『…!?』
『そんな風にパパから感じられないと思うけど、たまに古傷が痛む時だってあるってママが言ってた…。』
『…じゃあ、親友って言うのは…。』
『うん、ティアのお父さん…リックおじさんのこと。』
めでたい席のはずなのに、ずいぶんと暗いないようを話す、新郎と新婦。
『おいおい、何暗い顔してんだよ。』
『…クラウド。』
『そうだよ、カレン姉。花嫁なんだから笑顔でいないと!』
『ゆーか…。』
そんな二人にクラウドと唯花が話しかけてきて、
『そーだ、そーだ!レオンもカレンにこんな顔させんなよ~。』
『うるさい、唯一。』
『で、二人はなんで深刻な顔してるわけよ?』
唯一とティアも会話に乗り込んでくる。
『えっと…それは…。』
『なに?私に言えないわけ?』
『ご、ごめん…私だけのことじゃないから言えないの。』
『そうなら、そうと言いなさいよ。私悪者みたいじゃない。』
『ごめんなさい…。』
軽く叱られて、カレンはしゅんと落ち込む。
『まぁ、いいけど…ところでカレン。』
『なに?』
『何か気づくことない?』
『え?』
そう言われてたカレンは目を白黒させて、ティアを見ると、私じゃなくてと言われるので他に目を向ければ、
『あ…!』
唯花の腰にクラウドの腕に回されている。
『もしかして!?』
クラウドは唯花の腰に腕を回してるところなど見たことがなったカレンは興奮気味で聞くと、
『うん!クラウドに好きって言ってもらえたの!』
唯花は頬を染めて、それはそれは嬉しそうに笑う。
『やっと言ったのよ、この鈍感兄。』
『鈍感いうな。』
『鈍感を鈍感と言わずに何て言うのよ。なんで私の周りには鈍感ばっかりなんだか…。』
はぁとティアはため息を吐く。
『鈍感で悪かったな。でも、俺なりに考えてたんだぞ?6歳も上だし、いいのかって…。』
『まあ、分からなくもないけど、唯花を泣かせないようにしなさいよ。』
『分かってる。』
『泣かせたら、レオン以外は敵に回るから、覚悟しときなさい。』
『…肝に命じとく。』
クラウドはそう言って苦笑いするが、
『でも、泣かせないから大丈夫だ。』
人なつっこい笑顔で言い切り、ティアはもし泣かせたら覚悟しなさいよとニヤリと笑いだから言ったのだった…。