あれから二年後…。

たくさんの出来事がある。

まず、飛鷹に妹が誕生したこと。彼は妹が可愛くって仕方がないらしい。ちなみに彼の背は奏江の抜いたらしい。原因は好き嫌いの多さか?と家族に言われている。

二つ目。千織と光の熱愛が報道された。ローリィは大喜び。

三つ目。とうとう美森は尚を振り向かせることに成功したらしい。尚にも変化があった。思いやりが戻ったのか、人に優しく接するようになったらしい。それはそれで男が上がって、前より持てるようになったみたいだが、女遊びは止めたようだ。真剣に彼女と交際中。

四つ目。社が結婚した。偶然にある場所で、大学時代に付き合ってた後輩と再開して。現在、一人目がお腹にいるらしい。

キョーコと蓮とは言うと…。

キョーコは忙しい日々を送っていた。

彼女はあの映画を境に俳優部門に移動し、本格的に女優を始めている。

そして、蓮も…。

「…おはよう、クオン。」
『おはよう。そっちは夜だと思うけど。』

電話で話す二人。蓮はここ、日本にいない。現在、ハリウッドでの仕事を主にしており、社が変わらずマネージャーをやってくれている。本人の希望で。

ちなみに彼の奥さんは、蓮の実家のヘルパーをしていた。たまたま仕事中に彼女にあったらしい。偶然は必然と言うべきか、復縁した二人は結婚。おめでたい話である。

『…もうすぐだね。』
「うん…。」
『あれから、もう二年か…長かったような、短いような、不思議な感覚がする。』
「私も…でも、まだ時間かかるかもって思ってた。」
『それは勘弁して欲しいな…。』
「大丈夫だってば!もうスケジュールにも入ってるし。」

クスクスとキョーコは笑い、

『待ってる…ここで。』
「うん、すぐに行くから…。」

電話越しの彼に微笑んだ…。

この二年、キョーコは駆け抜けた。女優として。

そして、女として…蓮の隣にいれる資格を手に入れるために。

蓮は最初、ハリウッドで認められるようになったら、キョーコを向かいに行こうとしていたのだが、

『待ったない。もう待つのは嫌。』

と言われ、傷ついたが、

『待つくらいなら、私がそっちにいく。正々堂々とあなたの横に居られるように…。』

キョーコは自分から、そっちにいくと言った。

蓮がハリウッドに言ってからは電話のみの繋がりだったが、二人はお互いを信じ、ここまで来たのだ。

明日、キョーコはアメリカにいく。ハリウッドの映画に出るために。

約束は、明日果たされる。

そして二人はもう離れないだろう…何があっても、絶対に…。

君とのこれからを永遠に…。



おわり



あとがき

やった~!!終わった!!無謀だったよ、これ!

行き詰まること、行き詰まること!

結局、予告のセリフを誰ひとり言わなかったwwwwえへwwww

さて、新連載のお知らせ。

魔人さんの罠の中に入ったネタ。

「仮想恋愛計画(仮)」

を書きたいと思います。

ただ、これが長くなるのか、短く終わるのか、私自身も分からないと言う…。

まったく予想つなかいです!

それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました!

また会いましょう!


ローズでしたノシ