(…最近おかしい…。)

蓮は可笑しさを感じていた。

『…蓮、俺は応援してるからな…?だから頑張れよ?』

何故か哀れんだ社が蓮の肩をポンと叩いたり、

『ぶっ!』

奏江は蓮を見るなり、突然吹き出したり、

『蓮様…私は蓮様を応援してますわ…。』

社と同じように哀れんだ目でマリアがそう言ってきたり、

『お前、いつまでヘタレでいるつもりだ?場合によっては俺も動くぞ?』

ローリィが行動を移そうとしてたり…。

(…大きなお世話だ…俺だって頑張ってるのに…。)

よく分からないが、大きなお世話だと蓮は思う。

はぁと溜め息を吐きながら、事務所の廊下を歩いていると、

「…にしても、あれね~。」

今日はキョーコはいないはずだから、ラブミー部の部室を通り過ぎようとしたのだが、

「ゲームの中でも片思いなんて不憫よね、敦賀さん。」

(…え?)

蓮は耳を疑った。

(ゲームの中…?)

ゲームの中とは一体どういうことだろう
?と蓮はまったく理解出来ない。

「そうよね。あんなにわかりやすいのに京子さん気づいてないし…見てるこっちがイライラすると言うか…。」
「そうそう、こっちがストレス溜まるわ っ。まったく!敦賀さんも敦賀さんよ!もっとあの子に伝わるようにアタックしなさいよ!ゲームの中の敦賀さんのほうがマシだわ!」

(…だから、ゲームの中の俺って何んだ…?)

どう聞いても、ヘタレだと言われているのが拭えないのだが、ゲームの中の自分のほうが気になる。

「…で?天宮さんの敦賀さんはどんな感じ?」
「…一向にくっつかないわ…。」
「そうなの?私のはようやく、くっ付いてくれたんだけど、結婚までは時間かかりそうね…。」
「え~。くっ付いてるなら、まだいいじゃない。」
「まぁね。」
「はぁ~。早くくっ付いてほしいな…。」

ラブミー部三号が溜め息をつくのが聞こえるが、

(…要するに…何かのゲームの中での俺は…。)

蓮は頭の中を整理していた。

(…ゲームの中でも片思い…?)

彼女達の発言を考えれば、そう言うことなので、蓮は泣きたくなった。

彼の恋の行方はいかに!?



後編に続く!?(いりるさんのとこでwww)


あとがき

こんばんは、ローズです。

コメ欄で知らんうちに魔人さんの罠に引っかかっておりまして、

出来上がったネタですwww