「そういえば、社さんって、一般人にしとくには、ちょっと勿体無いわよね…。」

ラブミー部の部室。

「…へ?」

奏江が突然そんなことをいったのでキョーコは間抜けな反応をしてしまった。

「社さん…?敦賀さんのマネージャーの?」
「そうよ?他に誰がいるのよ。」
「確かにそうだけど…どうして急に…?」
「別に?理由なんてないけど?」

理由をいわなきゃいけないわけ?と彼女が首を傾げるので、

「そう言うわけじゃないけど…。」

キョーコは何も言えなくなる。

「話は戻るけど、敦賀さんの隣に居なきゃ、そこそこのもんよ?社さん。」
「…ああ~!確かに!!」
「でしょ?でも、あの敦賀さんの隣にいつもいるから、目立たないけどね…強いて言えば、一万円札の隣に五千円札が歩いてると言うか…。」

つまり、蓮の隣では輝きが鈍ると言いたいのだろう。

すると、

「…じゃあ、私は一円かな…地味だし、色気がないし…。」

ブツブツ言い出すキョーコに、

「ちょ…!?さっきのは単なる例えだから!!」

奏江は慌てる。

「そもそも!!あんたは一円じゃなんかじゃないわ!一円に化けた一万円札よ!」
「へ…?」
「だから、自信もちなさい!あんたは私の親友なんだから!」

ビシとキョーコを指差して奏江は宣言すると、

「も…モー子さぁああん!!」

彼女は感動したらしく泣く。

「ああー!!泣かないのー!!ほら、これで拭きなさい!」

そんなキョーコに彼女はティッシュ箱を差し出したのだった…。



あとがき

で、なにがしたいの?とかは聞かないで(^_^;)

ただ単にヤッシーは格好いいと言いたかっただけw