入園のタイミングで、
揃えた給食セット。
給食袋に、
ナプキンを入れたもの。
少しでも、
給食が楽しいものになるように、
子どもが喜びそうな、
キャラクターなどの絵柄も選んだ。
小学校に上がる時、
他にもいろいろと、
揃えるものがあったので、
使えるものは、
そのまま使うことにした。
大きさなどが、
学校の指定にも合っていたため、
給食セットは、
そのまま使用。
中学校でも、
給食が始まって、
同じセットがそのまま使えたので、
結局、
トータルで、
十数年使ったことになる。
女子の、
サンリオやディズニーは、
なんとなく、
高学年になっても、
違和感なく使えるが、
男子の、
機関車のキャラクターとか、
未来のロボットのキャラクターは、
まさか中学生になっても、
使い続けることになるとは、
思わなかったもんな〜〜。
なんて眺めながら、
毎日の洗濯を繰り返した。
年月を感じさせる、
色落ちはそれなりにあるものの、
破れたりすることなく、
多少のほつれたりは、
気付いた時の補修程度で、
問題なく使えるようになったので、
見事に使い切った。
お弁当になる、
高校生では、
お弁当包みとして、
一部残して、
使い続ける予定。
洗濯するたびに気になっていた、
幼い子向けに感じる、
デザインのものは、
有り難く、
お掃除用の古布BOXに、
入れさせていただいた。
ここまで使い切れると、
なんとも言えない、
満ち足りた気分になれる。
同じような事が、
防災頭巾でもあって、
中学生になる時に一度、
擦り切れたカバーを、
替えたものの、
中身が園の指定防災頭巾を、
高校生にもなるのに、
使い続けていたりすることもある。
高校生にもなると、
防災訓練で、
いちいち被ったりすることもないみたいで、
そうそう人目に触れることもなく、
成長した今でも、
頭は入るからと、
問題はないらしい。
事あるごとに、
買い替えなくて良いのか聞いても、
問題はないからこのままで良いと、
言い切られるので、
これは、
このままでいくことになりそうだ。
最初っから、
こんなに長く使うことになると、
わかっていれば、
購入時に、
先のことを考えてデザインを選ぶし、
タイミングを選んで、
計画的に買い替えたのに……。
と思うことは、
何もこれに限ったことではない。
わが家は、
上の子と下の子が、
あまり離れていないので、
こういう長く使うことになるものには、
上の子の経験もまったく参考にならず、
上の子のものを下に回して、
上の子の時には買い替えたのに、
下の子は買い替えずに、
上の子のお古を、
そのまま使い続けていたり……。
なんて、
変な状態のものもある。
本人たちから不満の声が上がれば、
気持ちは分かるので、
対応する気でいるのだが、
うちの子たちは揃って、
物をとっても大切に使ってくれる不思議。
ありがたい限りなので、
ただただ感謝。
ふと思い出したこと。
子どもたちが幼かった頃、
繰り返し読んだ絵本。
『たいせつなこと』
『スプーンにとって たいせつなのは
それをつかうと じょうずにたべられる
ということ』
など、
身の回りの道具や、
自然にあるものが、
そうあるために、
何がたいせつなのかの本質を、
ズバッと言い当ててゆく展開。
そして、
最後の、
『あなたにとってたいせつなことは……』
のくだりで、
みんなが満たされた気持ちになれる、
とても素敵な絵本。
道具や食べ物など何でも選ぶ時、
見落としてはいけない大切なことは何かな?
と、一瞬は、
考えられるようになって欲しいなって思いながら、
何度も繰り返して、
読み聞かせした。
「問題なく使えるから良いよ」
って言ってくれる根底に、
何かしらの影響を、
与えてくれてるんじゃないかって、
なんとなく思ったので、
気まぐれだけど、
ご紹介。