上の子の時にやってみて、

これは良いと思った習い事は、

下の子にもやらせた。

 

3人とも習った習い事は、

1人目2人目と通い続けるうちに、

いろいろと発見や思うことがあったり、

最初思っていたこととは、

印象が変わったりもしたので、

 

振り返りながら、

まとめてみようと思った。

 

今回は、

伝統文化親子教室。

 

 

うちの子が通ったのは、

小学生の頃。

 

小学生対象だったので、

対象年齢の間、

3人同時にお世話になることもあった。

 

文化庁の後援を受け、

茶道の先生が、

子ども向けに、

日本文化を伝えるべく、

開いてくださった講座で、

さまざまなことを教わった。

 

うちが通ったのは、

茶道の先生がメインの講座だったが、

生け花や日本舞踊やお琴など、

いろいろあるみたいなので参考まで。

 

大体、

年度はじめに募集があって、

5〜12月頃に、

10回程度のお稽古がある。

 

持ち物は浴衣だが、

なければ貸してもらえる。

 

最初に親と子が分かれて、

それぞれ浴衣を着る。

 

説明を受けながら、

子どもも1人で毎回着る。

 

大人は毎回、

違う帯の結び方を習う。

 

みんな浴衣が着られると、

畳の部屋で座って、

授業が始まる。

 

先生からその季節折々のお話を伺ったり、

和室でのマナーを習ったり……。

 

畳のヘリを踏まずに歩くことを習えば、

和室の端から端まで行ったり来たり。

 

襖の開け閉めを習えば、

部屋中の襖に分かれて、

出たり入ったり………。

 

大人にも勉強になることばかりだった。

 

授業の終盤には毎回、

お抹茶と和菓子を、

用意してくださっていて、

 

お菓子の受け取り方や、

お抹茶のいただき方を、

説明を受けながら、

いただく。

 

床の間の飾りや、

和菓子の形にまで、

丁寧に気配りがなされていて、

 

日本文化の豊かな心を感じられる、

貴重な時間となった。

 

最終回は、

お茶室を使った、

本格的なお茶会を開いてくださって、

 

見よう見まねながら、

厳かな雰囲気の中、

小さな子も頑張った。

 

 

先生の凜とした姿に、

心洗われながら、

 

子どもに、

日本文化のきちんとしたことを、

感じて欲しいと思い。

 

毎回楽しく通わせていただいた。

 

 

うちはたまたま初年度から、

参加させていただいて、

そこから3〜4年、

毎年楽しみにしていた。

 

子どもたちは最初の頃は、

完全にお菓子目当てだったが、

 

先生がとてもわかりやすく、

説明してくださったので、

本来の目的にも、

きちんと参加できていたと思う。

 

後に学校の授業で、

礼法を習った時に、

 

最初からちゃんと出来てたの、

自分だけだったと、

鼻を高くして帰ってきた。

 

ちょっと教わるだけでも、

子どもの記憶力はすごいので、

そんなこともあった。

 

 

とても良い講座だったのに、

始まったばかりの取り組みだったためか、

知名度が低く、

希望者は毎回全員参加できる状態だった。

 

普段はなかなか敷居の高い習い事も、

未来につなげてゆくために、

公共の力を借りて、

降りてきてくれることもある。

 

身近なところで機会があれば、

とってもおすすめだ。