上の子の時にやってみて、

これは良いと思った習い事は、

下の子にもやらせた。

 

3人とも習った習い事は、

1人目2人目と通い続けるうちに、

いろいろと発見や思うことがあったり、

最初思っていたこととは、

印象が変わったりもしたので、

 

振り返りながら、

まとめてみようと思った。

 

今回は、

そろばん。

 

うちの子たちが通ったのは、

4歳〜中学生。

(途中休会あり)

 

私の中では、

そろばんを習っていた友だちは、

計算が速くて格好好かったなぁ……。

くらいのイメージ。

 

何がなんでもやらせたい。

というほどでもなかったが、

 

家の近くに、

地域で人気の教室があって、

計算力はあっても良いと思ったので、

通わせてみた。

 

 

始め時については、

先生の言葉を借りると、

 

小学2年生までがおすすめで、

教室の中核になるような選手は、

年長か小1には初めていた子がほとんど。

 

小学3年生以降に、

学校の算数ができないから、

なんとかしてください。

という子は、

伸ばしてゆくのは難しい。

 

とのこと。

 

絶対ということはないけれど、

良いタイミングというのは、

ありそうなので、

参考まで。

 

幼児期の入会は、

数字がスムーズに書けることと、

数の大小がわかることが、

条件だと言われた。

 

 

そろばんを習っていると聞くと、

買い物の時や、割り勘の時に、

一円単位の計算が正確にできたりして、

便利でカッコ好いイメージがあるが、

 

正直なところ、

級が結構上がっても、

消費税の仕組みが理解できるまで、

レジでピッタリ!というのは難しく、

言ってもたまにミスがあるので、

信じきれず、

 

電卓要らず、

とまではいかなかったなぁ〜〜。

 

クラスで一番計算が速い程度は、

当たり前のことで、

そろばん教室の中では、

自慢しているような子は見当たらない。

 

毎回教室で、

真剣に訓練しているのだから、

そうなっていることくらい当然だと、

自信に満ちた目で語る。

 

 

うちが結局、

3人とも通わせることになったのは、

 

着実に計算力を身に付けている上の子を見て、

算数の初期段階の、

できるかできないかは、

センスや才能などではなく、

やるかやらないかだということがわかり、

それを下の子にさせないことが、

こわくなったから。

 

あと、

珠算検定は公式の資格で、

履歴書に書けるから、

持っておけば良いと思ったこともある。

幼い時のことだから、

チャンスはきょうだいで、

揃えておいてあげた方がいいかなと考えた。

 

 

そろばん教室にもよるが、

うちの子が通った教室は、

 

練習会は最低週3回で、

毎日参加することもできて、

毎日通ってどっぷりという子は、

やっぱり強かった印象。

 

検定試験の他に、

大会や交流会などもあったりして、

競わせるの大好きな先生の方針もあって、

幅広い年齢で強い選手が在籍していた。

 

 

授業料は当初、

寺子屋の名残じゃないかと思うほど、

お得だったのだが、

通っていくうちに、

どんどんシステムの変更があって、

値上がっていったため、

同じ教室で、

新たに始めるとなると、

今は悩めるところ。

 

いわゆる珠算の他に、

 

紙に書かれた数字を、

そろばんなしで計算する暗算。

 

読み上げられた数字をそろばんで計算する、

読み上げ算。

 

読み上げられた数字をそろばんなしで計算する、

読み上げ暗算。

 

モニターに高速で表示される数字を暗算する、

フラッシュ暗算。

 

など、

 

種目がいろいろあって、

検定試験が細かくあるのは、

やらせてみてから知った。

 

大会参加費や、

会場までの交通費、昼食代など、

 

頑張れば頑張るほど、

しょっちゅう授業料の他に、

細々と請求や出費があるかも知れない。

ということも、

一応記しておく。

 

 

そろばんをやっておけば、

算数や数学が得意になるかというと、

そこまで単純なことではなく、

あくまで身に付けた、

計算スピードと正確性が、

算数の特定の部分をサポートしてくれる。

という程度のこと。

 

暗算でできてしまうようなことも、

途中式を書かないと、

学校ではマルがもらえないなどの、

臨機応変さが必要になるので、

 

あらかじめ、

子どもに伝えておくと、

できるのにマルがもらえない、

なんて、つまらない思いを、

避けることもできるかと思う。

 

 

なんだかんだ言いつつも、

 

子どもの勝手な見解では、

頭が良いなって思う人に、

そろばん経験者が多いらしく、

そろばんに一目置いている様子。

 

一方で、

幼児期にそろばんをやらせるような、

教育熱心な親が育てた子が、

たまたまそこに集まっていただけで、

全てそろばんのおかげと、

言い切るのは早計かも、

とも分析していた。

 

 

うちでは、

きょうだい揃って、

数に関することへの抵抗を、

全く感じていないのは、

助かるところで、

 

気を抜いても、

算数や数学が、

人並みにできることで、

救いに感じたことは数知れない。

 

そろばんを習わせることで、

多くの悩みが解決するほどの、

伝家の宝刀とまではいかないが、

 

子どもたちは、

自分の子どもにもやらせたいと、

言っている。

 

計算力と集中力に加えて、

何かしらの効果を実感しているみたい。

 

口を揃えて、

目と指先が繋がって、

他が無になる境地を、

熱く語る。

 

集中力を極めた、

瞑想に近いものもあるのかな?

なんてことも思ってしまう。

 

まぁ、とにもかくにも、

 

いろいろなことをやる上で、

根底となる能力を、

引き出してくれた習い事だと、

思っている。