3人育てていてしみじみ思うことは、
1人目と2人目は性別が違ったので、
ここまで違うのかと驚きつつも楽しかった。
3人目が生まれた時、
どちらの性別も経験済みなので、
はいはい、知った感じね。って向き合い始めたのが、
上の2人ともまったく違う第3のパターンだったので、
驚きしかなかった。
同じ親から生まれているのに違う。
同じ性別でも全然違う。
同じ遺伝子を引き継いでいて、
同じ環境で育てているのに、
性格も、得手不得手も、やらかすことも、興味を持つことも、
見せてくれる景色も、得られる結果もそれぞれで、
こんなにバリエーションがあるのかとびっくりするばかり。
これだから、子どもは親の影響を受けて育つだけではなく、
最初からある程度持っているものがあるのではないかと感じるのだ。
私はたまたま個性の違う3人の子どもを見ているので、
子どもの伸びてゆく方向は、
なるようにしかならない部分があって、
ママが全責任を負わなくても良いのだなと思い、
まだ気楽でいられる。
だけど、
いろいろと背負い込んでしまって、
辛くなっているママたちがいる。
どんな人だってこれまで一生懸命やってきているのだから、
そこまでダメダメな子育てだったなんてことはないはず。
一つ二つ思い当たることがあったとしても、
そもそも完璧な子育てをしている人なんていないのだから、
問題に感じていない人とも紙一重程度の差、
ちょっとしたボタンの掛け違い。
その程度の問題だったりするんじゃないかと思う。
でも、
そんなママは、得てして今の状況の責任を全部、
自分で背負おうとしがちで、
たとえボタンの掛け違いとはいえ、
何かを変えようとするときにはエネルギーが必要なのに、
心のエネルギーがカラカラになってる。
子育てがうまくいっていないと思う時にこそ、
あふれるほどママに労りの声をかけて欲しい。
もちろんうまくいっている時にだって、
頑張り続けるためにあたたかい声をかけてくれたら嬉しい。
大人だって気持ちが満たされることは大切だ。
子育てなんて優しい気持ちで接した方が良いに決まっている。
かわいい子供がいるんだから満たされているんでしょ。
なんて酷なことは言わないで欲しい。
子どもの将来を思えばこその真剣勝負で、
こちらは案外すり減っているのだ。
どんな状態の今だって子育ての通過地点に過ぎないのだから、
今頑張っているすべての人が、
子どもの将来を楽しみにしつつ、
かけがえのない今を大切に過ごして行けることを願う。