素敵な東京発の伝統工芸! 江戸切子
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東京の伝統工芸! 江戸切子

伝統工芸っていろいろありますが、みなさん意外に思われる
かも知れませんが、大都市でともすると伝統が薄そうなイメージ
をもたれそうな東京には伝統工芸として認定されているものは、
10を超え、他府県と比較しても多いんですね。

その中でも、お気に入りなのが江戸切子です。

江戸時代後期、江戸大伝馬町のビードロ屋、加賀屋久兵衛が
手掛けた切子細工が今日の江戸切子の始まりと言われています。

町民文化の中で育まれた江戸切子は、江戸時代のおもかげを
色濃く残し優れた意匠や技法は160年以上もの間、切子職人
たちによって受け継がれてきました。

江戸切子の歴史

江戸切子とは江戸末期に江戸で始まったカットグラス工法の
ガラス工芸・細工で、伝統工芸に認定されているガラス工芸品、
地域ブランドの一つです。

薩摩切子と共に、江戸期のすぐれたガラス工芸品として
扱われています。

それぞれ切子にはその発生と製造の経過に、違いがあります。
薩摩切子の場合、藩主島津斉彬の手厚い保護のもとに、藩の事業
として製作されました。
当時としては最高の研究と開発の結果、編み出された美術工芸品
といえます。
一方、江戸切子はいわば庶民の手によって、小さい採算の枠の中
で製作されたものです。
そのため、明治維新の政治的改革にも影響を受けずにすみました。
明治初期に政府が欧米の文物の導入に積極的な方策をたて、
模範工場を指定した際に、品川硝子製造所の名の下、ヨーロッパ
の新しい技法が導入され、切子については明治15年に、イギリス
人技師によって、伝習生に教えられたので、江戸時代の切子の
伝統は絶えることがなく、近代工業の要素を取り入れることになり、
今日まで長く存続する基礎を作りました。

ちなみに、薩摩切子は、藩主島津斉彬の死と薩英戦争の戦火によって、
ガラス工場は焼滅し、その伝統を伝えるものはなくなりました。

江戸切子は、我が国に現存する貴重な江戸時代の伝統工芸品の
製作技法なんです!

江戸切子の特徴

江戸切子の大きな特徴としては色ガラスの層は薄く鮮やかで美しい
という点、また、文様に、矢来・菊・麻の葉模様など、着物にも
見られる身近な和の文様を繊細に切子をしているという点が
あげられます。

明治期以後は薩摩切子の消滅による職人と技法の移転や、海外から
の技術導入で、江戸でも色被せガラスの技法・素材も使われるように
なったそうです。

また、現在は当初からの素材であるクリスタルガラス等の
透きガラスよりも色被せガラスを素材に用いたものがより多く生産
されているようです。

素敵な切子を見つけた!

私は、当初からの素材のクリスタル硝子の切子の方が

好きなので手がけているメーカーをいろいろ探しました。

中でもおすすめは、カガミクリスタル。

日本初のクリスタルガラス専門工場を作ったとされていて、
赤坂迎賓館や在外公館に納入実績が多数あるという凄いところ。
ガラス食器の他、花瓶・灰皿、江戸切子・オブジェ等の工芸品、
オーダーメイド品、ならびにウイスキー瓶や香水瓶など
ガラス関連なら何でもこいのメーカーさんです。


今回は、おすすめの切子を紹介しちゃいます。

江戸切子の冷酒グラス(赤)



矢来重模様の切子の冷酒グラス。

美しく、洗練されたカットは気品があふれていますね。
まさに、伝統の風格。

手に持ったときは、手に鮮やかなカラーが反射する
みたいで、本当にキレイです。
小さな宝石箱といってもいいかもしれません。


詳しくは>>>江戸切子の冷酒グラス 懐石杯「矢来重」(赤)


江戸切子の冷酒グラス (黒)



矢来重模様の切子の冷酒グラス。
黒の色があるとは思いませんでした。

この色だと特に、それぞれのカットのキレイさが
本当に伝わります。
冷酒グラスとなっていすが、酒の肴をいれても
とってもいいです。
黒っていい色ですね。


詳しくは>>>江戸切子の冷酒グラス 懐石杯「八角籠目」(黒)


ほかにも、慶祝だるまなんかも扱っていてとっても面白いです。

私がちょくちょくインテリアを見るのはwaclass というところなんです

けど、ここは和モダンなブランドに焦点を絞っていて、
江戸切子のほかに江戸ガラスのことも紹介してあって、
結構面白いですね。

花瓶なども扱って欲しいし、東京の和モダンについてもっと
紹介してくれればな~ とおもってます。