今年も、季節の変わり目のうっ滞を起こした様なので、
いつもの病院に行くことにした。
1時間近くかかる病院に車で通っている。
犬猫が多い動物病院だが、ウサギも診てくれる病院だ。
初めてその病院に行った当時、家の近くにはウサギを診てくれる病院が無かった。
ちまきを預けて外出しなければならなかった時に、うさぎ専用ホテルでお世話になり、かかり付けの病院を教えて貰ったのが、その病院だった。
そして、ここで避妊手術をして貰った。
ちまきの定期健診や通院のきっかけだった。
今日の診察ではレントゲンを撮って、去年のうっ滞ほど胃腸の状態は悪くは無いと言われ、点滴で様子を見る事になった。様子が変わらなければ、暫く通院する様にと言われた。
点滴が終わるまでの間、待合室で待って居ると、いつも犬と猫しか待合室で出会った事がなかったのに、珍しくウサギを連れている人が居た。
思わず話しかけてしまった。
『ウサギちゃんですか?』
「そうなんです」
『何歳になるんですか?』
「7歳になるんですけど、最近足腰が弱くて…ここでも見て貰えると聞いたので初めて来たんです」
『そうなんですか…』
ちまきは今6歳。来年になると、ちまもそうなるかもしれないなぁ…
心の準備しておかなければ…そう思った。
名前を呼ばれ、診察が終わったちまきを迎えに入った。
清算待ちで、ちまきと一緒に椅子に座った。
『ちまがこの先おばあちゃんになっても、
歩けなくなっても、食べれなくなっても、
母さん、ちまの傍で介護するからね。』
そう ちまきに話しかけると、
ちまはキョトンとして私の顔をじっと見つめていた。
