1620年清教徒102名が、信仰の自由を求めて、
新大陸に向かって旅立った。しかし、新大陸に上陸して
1年もたたないうちに、半数以上が飢えと病で死んで
いった。彼らは、断食祈祷を宣言し、神様に切に求めた。
「私たちが、神様の前に麻の服を着て断食しながら切に
呼び求めたなら、神様は必ず答えてくださる」

そのように、互いに励まし合いながら断食祈祷をして
話し合っているところに、ある人がこう提案した。

「私たちが、困難に遭うたびに断食祈祷をするのは、
神様に不平を言っているようなものです。たとえ食料
が不足し、病と闘わなければならなかったとしても、私
たちには信仰の自由であり、政治的な自由があります。
ですから、断食祈祷をささげてはどうでしょうか?」

この提案を受けて始まった収穫感謝祭が、今日のアメリカ
を作り上げる原動力となったのである。

11月6日(日)
一生感謝365日
ジョン.クゥアン著