【ラードゥガ2】(男2:女6)
《人物紹介》
・西賀 涼平
「ラードゥガのマネージャー」
・赤井 紗季
「北斗高の1年生、素人ダンサー」
・田野辺 緑
「北斗高の3年生、メインボーカル」
・今川 碧海
「南斗高の1年生、サブボーカル兼ダンサー」
・橙 奔明
「北斗中の3年生、ダンサー、留学生で自称、天才ダンサー」
・黄瀬 円香
「南斗高の2年生、サブボーカル兼ダンサー、根暗な性格だがメガネを取れば誰もが振り向く美少女」
・佐藤 紫織
「南斗中の3年生、サブボーカル、彼女の歌声を聞けば誰もが魅了される。」
・齋藤 卓也
「虹プロダクションの社長」
《それでは始まります。》
西賀 涼平
「待たせてすまなかったね、新しいメンバーだ」
橙 奔明
「新しいメンバー?(3人の方に行き)・・・1人は凡人、もう1人も凡人、君は(今川の前で止まる)・・・僕と同じ天才だね!よろしくね」
黄瀬 円香
「い、いきなり、ご、ごめんなさい、あ、あの・・・よろしくお願いします」
佐藤 紫織
「マネージャー、先程社長が来ましたよ」
西賀 涼平
「丁度いい、来週には彼女も海外から帰ってくるし・・・自己紹介は後にして早速6人で合わしてくれるかな?お題は、そうだなぁ・・・j-pop」
橙 奔明
「またか・・・ボーカルは誰?」
西賀 涼平
「緑、君がメイン、紫織がサブ、円香と碧海はサブ兼ダンス、他のメンバーはダンスだ」
田野辺 緑
「え?いきなり?」
西賀 涼平
「さん、はい!」
田野辺 緑
「(歌う)」
佐藤 紫織
「(ハモリながら歌う)」
黄瀬 円香
「(歌いながら踊る)」
今川 碧海
「(踊りながら歌う)」
橙 奔明
「(踊る)」
赤井 紗季
「(踊る)」
西賀 涼平
「そのまま続けて!息を合わせるんだ、己の色と他の色を掛け合わせ虹色にするイメージ・・・バラバラだぞ!君達なら出来るはずだ」
田野辺 緑
「(って言われても、急には不可能だろ)」
赤井 紗季
「(さっきとは違って、なかなかタイミングが合わない)」
橙 奔明
「(原因は、あの二人だな)」
黄瀬 円香
「(この人のリードが激しくてついていけてない・・・どうしよう)」
今川 碧海
「(何なの!私に合わせられないのに私と同じポジション、意味が分からない!)」
佐藤 紫織
「(3人ではあれだけ合っていたのに、増えただけで・・・)」
西賀 涼平
「ふむ・・・先程やったハーモニーは偶然だったのか?思い出すんだ!」
田野辺 緑
「(そうだよ、さっき3人で出来たんだもん!・・・合わせる!)」
赤井 紗季
「(でも私達が出来ても・・・)」
橙 奔明
「(個の力を出し過ぎな者と出さない者、これは一筋縄ではいかないぞ)」
西賀 涼平
「ほらほら、周りは既に合わしつつあるぞ?君達2人は何をしているのかな?」
黄瀬 円香
「(この人に合わせるなんて出来ないよぅ・・・)」
今川 碧海
「(なんで私を見るの?私が悪いの?)」
齋藤 卓也
「やぁやぁやぁ、やってるね〜涼平のスパルタトレーニング」
西賀 涼平
「卓也、スパルタとは失敬だな、俺はちゃんと彼女達の実力を知った上で、出来る事しかさせていないぞ?」
齋藤 卓也
「アドバイスも無しに、気付くまでやらせる事がスパルタトレーニングと言わず何と呼ぶ?涼平・・・助言はしても良いのか?」
西賀 涼平
「まぁ・・・良いけど、出来るなら本人達自身で気付かせる事に意味があるんだがなぁ」
齋藤 卓也
「それじゃあ早速・・・そこの2人以外は一旦休んでいいよ」
佐藤 紫織
「はぁ、はぁ、社長」
田野辺 緑
「ふぅ・・・この人が社長?」
赤井 紗季
「ハァハァ・・・」
橙 奔明
「君、素人だね?だから凡人と同じ感じがしたのか・・・訂正しよう、君も天才ダンサーだ」
今川 碧海
「(何故!何故私達だけ?)」
黄瀬 円香
「(2人になってみて思い知る、私達だけがバラバラだ・・・)」
齋藤 卓也
「なぜ君達はバラバラなのだろうか?君は気付いてるね・・・問題は君だ」
今川 碧海
「(私!?)」
齋藤 卓也
「そう、君だ・・・君のせいで彼女は歌い、踊らされているんだよ?」
今川 碧海
「(くっ!元々私はアイドルなんて・・・女優になりたいのよ!)」
西賀 涼平
「今川 碧海・・・彼女は女優になりたくて芸能界に入ろうと志している、近道になると言ってアイドルをすると言ったが、心の何処かでまだアイドルを下に見ているようだ」
齋藤 卓也
「なるほど・・・君はアイドルから女優になるケースを見た事はあるかな?」
今川 碧海
「(あるに決まっている!アイドルから女優になり・・・はっ!)」
齋藤 卓也
「今のトップ女優の大半は元々アイドル、実力派も居るけど場数によってアイドル組の女優に実力派は勝てない・・・何故ならアイドルとは、ファンを前に常に理想のアイドルとして演技をしなければならないからだ、演技、ダンス、歌、バラエティ、全てにおいてアイドルが最終的にトップになる・・・そしてここ、虹プロダクションから出たアイドルは・・・アカデミー賞、主演男優賞、主演女優賞を取ったアイドルしか産まない・・・つまり、涼平の目に掛かった時点で、君の夢は確実に叶えられる・・・それでも尚、君はアイドルを下に見るのかな?」
今川 碧海
「(動きが止まり、膝から崩れ落ちる)・・・私は・・・私は・・・」
齋藤 卓也
「(肩を叩く)まぁ、焦る事は無いよ・・・それに、涼平に任せておけば間違いなく、トップになれる」
今川 碧海
「・・・(涼平の方を見る)」
西賀 涼平
「先程も言ったが、アイドルの頂点を取る!その為にはお前達の力が必要となる。嫌なら強制はしない・・・だが、夢があるのなら必ず近道になるだろう、困難な近道に・・・覚悟がある者は、歌い、踊り、己の力を証明して見せろ!」
橙 奔明
「言われるまでないね、僕は天才ダンサーだよ?アイドルだろうが、何だろうが、評価してくれるなら僕はなんにでもなってやる!(涼平の後ろに行く)君達は、覚悟はあるか?」
田野辺 緑
「もちろん!私の歌を待ってる人が居る、聞いてくれる人が・・・そんな世界に私は入りたい!(涼平の後ろに行く)」
佐藤 紫織
「わたくしも、歌う事が好きなのです。(涼平の後ろに行く)」
赤井 紗季
「私は・・・その・・・」
黄瀬 円香
「・・・」
今川 碧海
「・・・」
齋藤 卓也
「君の名前は?」
赤井 紗季
「赤井 紗季です」
齋藤 卓也
「君の夢は?楽しい事は?やりたい事は?・・・あるかい?」
赤井 紗季
「踊る事・・・昔から貧乏でダンス教室や誰かに習った事も無いけど、初めて高校でダンス部に入って・・・」
齋藤 卓也
「つまり君はダンスが好きなんだね?現代のアイドルは歌って踊れる事が最低条件となっているが、1つでいいんだ、自分が自信を持って好きだと言える物があるかい?」
赤井 紗季
「はい、私は・・・私は、さっき3人で踊っていた時みたいに楽しく踊りたい、もっと!」
齋藤 卓也
「うん、いい顔だ・・・君は黄瀬 円香ちゃんだったかな?君はあるかな?」
黄瀬 円香
「そ、そんな、な、無いです、ごめんなさい」
西賀 涼平
「自分に自信が持てない?」
黄瀬 円香
「は、はい・・・私は・・・こ、こんな性格、だから、あの、出来ません」
齋藤 卓也
「ふむふむ・・・君は?」
今川 碧海
「私は・・・」
橙 奔明
「次回、波乱、お楽しみにある〜」