三年前の八月
蒸し暑い夕ぐれ
プールに行った帰り道
友達と別れた後
自転車で家路に向かう
前には三歳、後ろには五歳
娘達はつかれて夢の中
そのころ早朝パートをしてたわたしは
疲れて眠くて…
暑くてヘトヘト
フラフラと自転車をこいでいた
視界がぼやける
……
……
ああ…
わかった!
いま、わたしは夢がかなっているんだ
この重み…
子ども達の寝息…
「誰かといっしょに」
「愛する誰かといっしょに」
「家族といっしょに」
わたしは暮らしたかったんだ
そう願ったんだ…
そう強く願ったんだ…
独りで生きていたから
いま、もう過去の記憶はないけれど
時をこえて
願った気持ちが
胸を叩いた
「祝福のように」
蒸し暑い夕ぐれ
プールに行った帰り道
友達と別れた後
自転車で家路に向かう
前には三歳、後ろには五歳
娘達はつかれて夢の中
そのころ早朝パートをしてたわたしは
疲れて眠くて…
暑くてヘトヘト
フラフラと自転車をこいでいた
視界がぼやける
……
……
ああ…
わかった!
いま、わたしは夢がかなっているんだ
この重み…
子ども達の寝息…
「誰かといっしょに」
「愛する誰かといっしょに」
「家族といっしょに」
わたしは暮らしたかったんだ
そう願ったんだ…
そう強く願ったんだ…
独りで生きていたから
いま、もう過去の記憶はないけれど
時をこえて
願った気持ちが
胸を叩いた
「祝福のように」