あずちゃんの事。


生後2日で急変して、ずっと眠り姫だった…


日に日に全身が浮腫み、生まれた時の面影はなくなっていった。


奇跡を信じたかったけど、頭の隅では「もう助からない」と感じていた。


どんな姿でも生きていて欲しいと願う反面、痛々しい姿を見るのが辛かった。


心奇形があって、手術が必要だったけど…


元気に生まれてきてくれたのに…


急変何て聞いてない…と病院側を恨んだ。


面会するたび、涙が込み上げ主治医への怒り・憎しみが増していった。


こんなママでご免なさい。


最期まで頑張ったあずちゃん。


あの日は、数日前から呼吸状態が悪く家族の面会許可が出た。


普段は、限られた人しか入れないNICU…


私の兄姉が駆けつけてくれた。


面会が終わり、皆が帰るのを待っていたかのように、徐々に心拍が弱まっていった。


最期は親子三人で過ごし、腕の中で息を引き取った可愛い娘。


ふとした時に思い出す、あの頃の日々や最期の時…


辛くもあり、懐かしくもあり、祭壇に向かい話しかける先にはこちらを真っ直ぐ見つめるあずちゃんの姿がある。


可愛い、可愛い娘。
ずっと一緒に居たかった。
また戻ってきてほしいな。


あずちゃん、元気にしてますか?


ママはずっと待ってるよ。今は一時の別れ、また貴方を抱きしめられると信じています。