歌手のCoccoが自身の拒食症や自傷行為などについて語った記事が28日発売の月刊誌に掲載され、同誌の表紙を飾っていることが報じられ、関心が高まった。Google「検索ワード人気上昇ランキング」に「Cocco」が登場した。

  Coccoは1977年生まれの32歳、沖縄県出身。高校卒業後の96年に歌手活動を始め、97年に「カウントダウン」でメジャーデビューした。その後「強く儚い者たち」「樹海の糸」など11枚のシングル、「クムイウタ」「ラプンツェル」など4枚のアルバムを出して2001年に活動休止。絵本作家や、バンドメンバーとしての活動を経て、06年に「音速パンチ」で活動再開。音楽活動のかたわら新聞や雑誌上でエッセイを連載しており、今回話題となったカルチャー月刊誌「パピルス」でも「こっこさんの台所。」というコラムを09年2月まで連載していた。

  多くのファンは以前より自傷行為が行われていた事を知っていたようだが、「パピルス」10月号の表紙写真ではCoccoの細い腕につけられた、痛々しい傷跡が見える。表紙の写真や、自傷行為が日常化していたという事実に、驚いたりショックを受けたりしたファンも多かったようである。「以前より酷くなった」「さらに痩せてしまって、痛々しい」といったコメントの他、「表紙の写真をファンじゃない人たちが見たらどう思うか」「自分の姿をさらすなんて、何か心境の変化があったのだろうか」といった疑問や、元々繊細さを曲にしていた彼女がそれを語れるようになったのは、彼女の中ではよい変化であり、自分のペースで自らの喜びや苦悩を表現できる彼女はやはり偉大でる、といった内容のコメントもあった。ただ、それだけに「力を抜いて生きていける場所があればいいのに」という感想を持つファンもいた。

  Coccoの曲に込められた強い思いに心救われた多くのファンが、彼女を励まし、回復を祈っている。

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