エッセンスジェルの中にはわずかですが、カルボマーという成分が入っています。
このカルボマーという成分はポリマーの一種なので、「肌に悪い」という認識をしていました。
合成の物質が肌を覆ってしまうので、皮膚呼吸が出来なくなり、それによって毛穴が詰まってニキビ等のトラブルやアレルギーを引き起こすと思い込んででいました。
しかし、どういう物質で、どのような理由によりそうなるかという事も説明出来ない為、調べてみる事にしました。
合成ポリマーとは、化学的に合成された高分子化合物のこと。単量体一個はモノマー、二個はダイマー、三個はトリマーと呼び、もう少し多くのものがつながるとオリゴマーと呼ばれます。 ポリマーと呼ばれるものの重合度は具体的に規定されていませんが、およそ数百個以上になります。
シリコーン、プラスチックや食品ラップ、ペットボトルのような合成樹脂、ポリエステルやアクリル、ナイロンのような合成繊維、合成ゴムやポリウレタンなど、多種多様な物質を総称して「合成ポリマー」と呼んでいます。
ここまで読むと、ポリマーって化粧品だけに含まれているんじゃないんだ
という事に気づくと思います。
構造的には、平面状にびっしり張り付くような合成樹脂のようではなく、三次元の立体網目構造をとっているので編み目だらけで、皮膚に張り付くということは考えにくいです。
このジェルに含まれているカルボマーは水溶性ポリマーの1種のようです。
一般的には増粘剤やゲル化剤として用いられます。天然のポリマーであるヒアルロン酸やキサンタンガム、ゼラチンなどと同じように水に溶けると高い粘性をもち、これらの天然ポリマーとほとんど同じで、毛穴を詰まらせたり、お肌に貼り付いて落ちないということはありません
むしろ水溶性なので、そんな密着性はなく、水で洗い流せば落ちるとの事![]()
増粘剤やゲル化剤として乳化作用をもった合成や天然のポリマーを使用すれば界面活性剤フリーのクリームを作ることも可能ということです![]()
怖いのは石油由来の合成界面活性剤になります。
私はどうもポリマーと界面活性剤というものを同じ仲間として考えていたようです![]()
カルボマーなどの水溶性合成ポリマーの多くは、微生物のエサにならないので皮膚の常在菌に悪影響を与える心配がないそうです
その反面防腐効果があるわけではないようです。
まとめ
ポリマーとは
- 科学的に合成された高分子化合物の事であり、以下ような種類がある。
①合成樹脂・・・シリコーン、プラスチック、食品ラップ、ペットボトル
②合成繊維・・・ポリエステル、アクリル、ナイロン
③合成ゴムやポリウレタンなど
④水溶性ポリマー・・・流動パラフィン、カルボマー
2. 水溶性ポリマーは3次元の立体編目構造をしている為肌に張り付くことがない。
3. 微生物のえさにならないので、皮膚の常在菌のバランスを変えることはない。
いかがでしたか
よくよく調べてみるとそんな悪者扱いするべきではないことが分かりましたね
正しい情報を得て自分で納得して選んでいくことが大事かを改めて考えさせられました![]()






